ロンドン、多様な「夢」に満ちた街。
もともと風景を撮ることが好きで、写真を始めたIwona Pinkowiczさん。ある日、自分の写真に映る人たちのことが気になって、話しかけるようになったそうです。そこで会話をした経験が忘れられなくて、はじめたプロジェクトが「Chasing Dreams」。
これは道端で知り合った人々のポートレートに、
その人たちの「夢」を添えたもの。
彼女はロンドンの街を歩き「あ、この人と話したい」と思ったら、自己紹介をして、たわいもない話をしながら、夢を聞き出す。そんなアートワークです。
THIS IS MY “DREAM”
「歌やダンス、演技を通して、私の考えを知ってもらうこと」
「データアナリストになることと、母国であるソマリアに一度帰ること」
「野心に溺れず、誠実さを持てるようになること」
「幸せになること」
「多くの夢を追い続けて、1つ1つ叶えていくこと」
「医者か方医学者、神経学者のどれかになること」
「山か海に近い場所で、家族のように思える人たちと暮らすこと」
「ガラパゴス諸島で大きなウミガメに乗ること」
「本当の意味で独り立ちすること」
「ドキュメンタリーを撮って、有名なビデオグラファーになること」
「人種やジェンダーへの差別がない世界に暮らすこと」
「最愛の人を見つけること」
「できるだけ多くの人と関わって、違いに寛容になってもらうこと」
「もう一度、映画評論家になること」
「夢を見つけること」
多様性に満ちた世界都市ロンドン。たくさんの人が集まるということは、それだけ多くの希望や願いが交錯する場所でもあります。
それにしても、初めてIwonaさんと話したにも関わらず、被写体の人たちの表情は柔らかく、彼女に気を許した様子。彼女の話し方や聞き方には、何か特別なものがあるのかもしれません。
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