ロンドンで話題の「自分とそっくりな食べ物の写真」。その目的は?

ロンドンで、食品ロスの改善にとりくむチャリティ団体FareShareの広告キャンペーンが話題を呼んでいます。

現在イギリスでは、840万人もの人が貧困状態にある一方で、190万トン以上の食品ロスが発生しているそうです。Fare Shareは、再活用できる食品をピックアップし、約1,500の都市やコミュニティに再分配する活動を行っています。しかし、再分配できているのは全体のわずか数%。なにより人手が足りていません。そこで、新たに2,000人のボランティアを集めるため、初めて全国広告を打つことにしました。

広告代理店のRaw Londonは、FareShareのブランド・メッセージをユーモラスかつカラフルに伝えるため、この「自分+そっくりな食べ物」のアイデアを提案。FareShare側は「クリエイティブでおもしろい!」と大絶賛したそう。

他の写真はというと……。

カラフルなクリームとスカーフ、まったく同じではないのに「なんかわかる」。ちょこんと乗ったベリーが効いています。

数年前に「桃メイク」なんてものも流行りましたが、これぞリアルな桃。

少々悪意を感じますが、わかってしまう自分がいる(笑)!

シリアスにメッセージを打ち出す広告も悪くないけれど、こういうおもしろい広告写真こそ、社会問題への間口になってくれるはずです。

Top image: © FareShare UK
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。