いま、全米で話題のバスドライバー。子どもたちを送迎したあと……
米ニュージャージー州の優しい運転手さんのおはなし。
子どもたちを学校へ送るバスドライバーのHerman Cruseさんは、いつも通り送り迎えをしていたところ、読書の宿題に困っていた少年に出会う。
少年の両親は4人兄弟の面倒を見るのに手一杯だったようで、宿題を手伝ってくれる大人がいなかった。そこでCruseさんは、「一緒に勉強しよう」と提案。
後日、Cruseさんは少年が通う学校を訪れる(もちろん教師の許可を得てから)。すると、少年は「僕のバスドライバーだ!」とたいそう喜んだという。
さて、宿題のお手伝い。
最初に少年が音読をして、つぎにCruseさんが読み上げていく。そうして続けていくと、すんなり学習の流れが少年の中に浸透していったようだ。これを見ていた他の子どもたち、「一緒に読みたい!」という子どもたちが次から次に……。
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それから2年の時を経て、今では18人の保育児とクラスを受け持ち、週に2回ボランティアとして教壇に立つCruseさん。さらに1、2年生も教えることに。もちろん、これらはすべてバスドライバーとしての仕事を終えてから。
「明るく、ポジティブなHermanは良い聞き役で、子どもたちも『愛されている』と感じている」とは、「The Washington Post」が伝えた同学校のBakley先生の弁。
共働き家族が増えている現在、Cruseさんのように子どもたちにとって“良い友人”であり、教育をサポートしてくれる人の存在って、とってもありがたい存在なのかもしれない。
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