社内で大好評!日本初の福利厚生「エシカル手当」とは?
規格外野菜の定期配送サービス「ロスヘル」を展開する福井県・鯖江市のベンチャー企業「エクネス株式会社」が昨年5月より導入している福利厚生のひとつ「エシカル手当」。
これが若手社員の多い同社で大好評。今では全スタッフの約7割が利用するほどらしい!
気になるその内容は、古着やエシカルブランドの洋服の購入と、洋服のクリーニング代や修繕にかかる費用を毎月5000円まで支給するというもの。本人だけでなく、家族も対象だ。
目指すのはスタッフの環境負荷軽減に対する意識向上。「むやみに服を買わない、捨てない」「できるだけ服を大事に、長く着る」をスローガンに掲げ、品質が低い洋服の購入を極力控えるよう推奨する。
実際に毎月利用している社員からは、「もともと新品の洋服に毎月2万円以上費やしていたが、エシカル手当をきっかけに廃棄される洋服の環境負荷を考え、はじめて古着を着るようになった」などポジティブなコメントが寄せられているそう。
おそらく、Z世代を中心に1990〜2000年代の流行が「Y2Kファッション」として再燃していることも後押ししているのだろう。
さて、今後はエシカル手当を導入する企業を募り、団体として活動していく計画とのこと。
SDGsのゴールまであと7年。たとえ1社が賛同するだけでも、達成に近づくのは間違いない!
『エクネス株式会社』
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