もしかすると人間が月に微生物を運んだ可能性がある【NASA研究】

NASAの「ゴダード宇宙飛行センター(Goddard Space Flight Center)」に所属する惑星科学者Prabal Saxena氏が、月に微生物が生息している可能性について語った。宇宙探索や天文学に特化したウェブメディア「Space.com」に掲載された内容をここで紹介したい。

まず初めに、もしも月で微生物が生息しているとしたら、それは何らかのかたちで月に飛来してきたことになる。微生物を媒介したものとして有力なのは、隕石もしくは人間だという。

隕石が媒介したとなると、地球から月へと渡った隕石に微生物が付着していたのだろうと研究者は予測している。しかし、可能性が高いのは人間の方で、1972年の月面着陸の際に人間が媒介となって微生物を月に移動させたかもしれないとのこと。

そして、月のような極限状態でも生息できる微生物はいる可能性があるとも研究者は予測している。

この仮説は、2025年後半に打ち上げが予定されているNASAの月面探査ミッション「アルテミス3」によって、検証されるとのこと。

月に微生物は生息しているのだろうか? もし生息していたら、テラフォーミングの足がかかりにもなるかもしれない。

Top image: © iStock.com/vchal
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。