「伐採された森」で悲しく暮らすプーさんを描いた絵本
私たち人間による環境破壊が、『くまのプーさん』を悲しいお話にしてしまったようだ——。
というのも、『Winnie-The-Pooh:The Deforested Edition』という絵本が登場。直訳すると、『くまのプーさん:森林破壊版』となるだろうか。
これは、米トイレットペーパーメーカーがプーさんの暮らす100エーカーの森に来たらどうなるのかを伝えるストーリー。結果は想像に容易く、森は姿を消してしまう。
©2023 Who Gives A Crap
トイレットペーパーは、私たち人間が生活するうえで欠かせないもの。しかし、そんなトイレットペーパーを作るために1日あたり100万本もの木が伐採されているらしい。
「そうは言っても、トイレで紙を使わないわけにはいかないし……」と思ってしまうところもあるが、「膨大な数の木がトイレに流されている」と考えると、人間はじつに恐ろしい行いをしていると感じられるだろう。
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そういえば、最近はクマがエサなどを求めて人間の生活圏に出没するようになってきている。
はちみつを求めて人里に下りてきたプーさんが、人間を襲う——。そんな続編が登場しなければいいのだが……。
『Winnie-The-Pooh:The Deforested Edition』の詳細はこちらから。
※アメリカ国内でのみ購入可能
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