「台湾100年の漫画史」をたどる企画展
台湾100年の漫画史を紹介する企画展『台湾漫画史不思議旅行 -貸本屋さんと漫画の100年-』が、日本最大級の蔵書数を誇る漫画専門図書館「明治大学 米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館」にて開催中だ。
©台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
同展は、日本統治時代に端を発した図書・雑誌などを有料で貸し出す「貸本屋」に焦点をあて、漫画文化がどのように発展してきたかを探究すると同時に、統治の影響や社会・政治の変動など台湾の歴史全体を振り返ろう、という内容。日本との漫画交流における重要なマイルストーンとして今企画に至ったそうだ。
会期は3回にわかれており、まず1期は貸本屋が台湾の新聞ではじめて紹介されてから普及していくまでの「日本統治期~1960年代」。
2期は1966年に施行された漫画検閲制度の影響と、厳しい検閲下で生き延びた漫画家や編集者について紹介する「1960年代~1990年代」、3期は貸本屋の黄金期であった1990年以降と、新たな挑戦を続ける現代の台湾貸本ビジネスについて紹介する「1990年代~現在」という構成。
展示にくわえ、10月29日(日)と11月4日(土)には現役の貸本屋を招いたYouTube Liveも開催予定。
マンガ好きや台湾好きにとっては、好奇心が刺激されるコンテンツが盛りだくさんのはず。この機会にぜひ!
【場所】明治大学 米沢嘉博記念図書館・現代マンガ図書館1階(東京都千代田区神田猿楽町1-7-1)
【期間】1期:11月13日(月)まで/2期:11月17日(金)〜12月25日(月)/3期:2024年1月12日(金)〜2月12日(月)
【開館日】月・金:14時〜20時/土・日・祝:12時〜18時
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