Z世代は「ソフトドリンクが大好き」らしい。アルコールで機嫌を取るのはM以上だけ
アメリカでは、もうお酒は不要かも……?
「Business of Drinks」による報告書が、若年層のアルコール消費傾向が変化していることを示した。
レポートでは、米国内の様々な地域で暮らす1300人のZ世代〜ミレニアルズを対象に、彼らが普段何を飲み、何が購入の意思決定に影響しているのかを詳細に分析。その結果は、私たちの多くが抱く「アメリカの若者に対するイメージ」を大きく覆すことになるかもしれない。
Business of Drinksの共同創設者であるエリカ・デューシー氏は「我々にとっての主な発見は、飲み物に対する社会的な規範が変わっているということだった」とコメントしている。
報告書は90ページ以上の長文のため、特にZ世代に顕著な5つの重要な見解をご紹介。
1. ソフトドリンクが圧倒的人気
2. ミレニアル世代は、Z世代よりも多くアルコールを摂取する
3. 購入決定に欠かせないのは「味」
4. コスパ重視
5. 口コミや評判ではなく「友人や家族」に影響される
どうやらこれが、アメリカの若者における飲料のトレンドらしい。
日本でもアルコールを避ける人は増えてきているが、このトレンドが米国外にも広がっているのかは不明。ただ、特に注目しておきたいのは、米国では「ソフトドリンク自体」が好まれているということだ。
日本のZ世代である筆者の周りにもアルコールを好まない友人はいるが、集まって食事をする際などは1杯目だけでもアルコールを注文する場合が多いように思う。
この分析では、非飲酒者の4分の3がソフトドリンク自体を好んでおり、「新たな味の見つけやすさ」を高く評価していることが明らかに。社交的な会話を盛り上げるためのアルコールは、現代の若者にとっては必要性が薄いのかもしれない。
これら5つの見解は調査結果のほんの一部に過ぎず、飲料メーカーにとって次世代の体験を提供するためのヒントはまだまだ示されている。
現代の若者は、アルコールに頼らずとも“自分の機嫌を取る術”を持っているのかもしれない。
自分の主張はアルコールに頼らずとも、シラフでも言えるのがカッコよかったりしますよね……!
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