今日、どれくらい座ってる?あなたの死亡リスクを上げる「座りっぱなし」生活とは……
日々の運動が健康に良い効果をもたらすことは言わずもがな。
しかし、PCがあれば完結する仕事が一般化した現代では、成人の平均的な座り時間は1日9~10時間にまで達する。多くの人が送るそのような生活は、死亡リスクの増加と深く関連しているらしい。
ある研究にて、50歳以上の約12,000人から収集されたデータを分析し、座っている時間と死亡リスクの関連性を調査。活動トラッカーを装着した4つのグループのデータを統合した実験が行われた。
その結果、5年間で805人(全体の7%)の参加者が死亡し、そのうち448人は1日10.5時間以上座っていたことがわかった。
これは単なる観察研究であるため、座っている時間との因果関係を証明するものではないが、研究者らは、「少量のMVPA(中程度から激しい身体活動)は、長時間座ることによる死亡リスクを改善する効果的な戦略である可能性があり、22分以上のMVPAを蓄積すると、長時間座り続けるリスクが排除される。」と述べている。
今日、ずっとパソコンの前で座りっぱなしのそこのあなた。これを機に、日常に運動する時間を設定してみるのはいかが?
ライターである筆者も、毎日座りっぱなしの日々……
死亡リスクを上げるくらいなら、1日25分くらい頑張ってみようかな、なんて。
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