控えめな人ほど、早死にする!心臓病やガンのリスクを上げる「感情」って?
ストレスは思われている以上に危険だ。精神疾患だけでなく、死に直結する様々な病気の発症リスクがあるとされる。
では、具体的にどんな病気のリスクがあるのだろうか?そして、どんな感情に我々は注意すべきなのか?
控えめな人ほど早死にする
「The New Zealand Herald」に掲載されたハーバード公衆衛生大学院とロチェスター大学で行われた調査では、平均年齢44歳の男女796人を対象にアンケートを行い、その後を追った。
結果、心臓病になるリスクは約37%、ガンのリスクは約70%も上昇。12年後には111人もの対象が心臓病とガンによって死亡したそうだ。
まとめると、感情表現が苦手な人々の死のリスクは、全体で約35%も高まり、押さえ込んでいる感情の種類にも、一定の傾向が見られたということだ。
「怒り」をためこむのが
最も危険
同調査によると、数ある感情のなかでも「怒り」をためこむのがもっとも危険だそう。さらに、間接的な要因として、気を紛らわせるための嗜好品(酒、タバコ、ジャンクフードなど)や、ストレスも同様にリスキーとしている。
ただし、我慢強い人ほど
回復力は高い
では、控えめで感情を表に出さない人は、ただただ病気のリスクをためこんでいくだけ? もちろん、そんなことはない。物事には表裏がある。
デイリー・メール誌に掲載された調査結果によれば、忍耐力がある人、感情コントロールに長けていることから、特定の病気に対する回復力が高いことが報告されている。
感情を抑制しすぎるのはよくないが、その忍耐強さは回復力を生む・・・結局はバランスの問題といったところか。
Reference:The New Zealand Herald , Daily Mail , Harvard Chan