一緒に摂ると「危険」なサプリの組み合わせ【専門家が指摘】
普段からサプリメントを取り入れている方、もしかしたら、何気ない組み合わせが思わぬ健康リスクを招いしまうかもしれない……。
この記事の要点
・ビタミンKと抗凝固薬は同時に摂取すると血栓のリスクがある
・鉄分サプリメントは緑茶と一緒に摂ると効果が減少する可能性がある
・カルシウムとマグネシウム、カルシウムと鉄分は別々に摂取することが望ましい
健康促進や疲労回復、ダイエットを目的としたサプリメントを簡単に摂取することが当たり前の現代。不足している栄養素を補うという面において、ビタミンや鉄分補給をサプリメントに頼っている人も多いはず。しかし、その適切な摂取方法や組み合わせには注意が必要のようだ。
薬草医で「herb+」の共同創設者Adam Sayedi博士が、英『Daily Express』に4つの危険なサプリメントの組み合わせを紹介し、警鐘を鳴らしている。以下、同誌の内容を元に紹介したい。
まず、ビタミンKのサプリメントと抗凝固薬の組み合わせ。
抗凝固薬とは、血液をサラサラにし血栓を防ぐもの。いっぽうでビタミンKは、ほうれん草やブロッコリーなど緑色の野菜に多く含まれる血液凝固を促進する成分が含まれる。同時に摂取することで血栓のリスクを高め、脳梗塞や心筋梗塞を誘発してしまう可能性もあるんだそう。もし、抗凝固薬を処方されているのであれば、ビタミンKのサプリ摂取は控えたほうが良さそうだ。
次に、鉄分サプリと緑茶の組み合わせ。
貧血予防に鉄分をサプリメントで摂る人も多いが、その際に緑茶で流し込むのは良くないらしい。なんでも、緑茶に含まれるカテキンが「非ヘム鉄」と呼ばれる鉄分の吸収を妨げるらしい。当然ながらサプリの効果が自体半減してしまうため、鉄分のサプリメントを摂取するときは緑茶以外がおすすめ。
最後に、カルシウムと鉄、カルシウムとマグネシウムの組み合わせにも問題があるとAdam博士。
鉄やマグネシウムといったミネラルは、カルシウムと同時に摂取すると体内で吸収される際、双方が競合関係となってしまい、互いの効果が減少することがよくあるため、別々に摂取するのが望ましいんだそう。氏によれば1〜2時間程度の間隔を空けることがベター。
以上のようにサプリメントには様々なリスクが存在する。健康維持のために摂取するだけではなく、その組み合わせや潜在的なリスクにも注意を払わなくてはならないようだ。
特に、複数のサプリメントを同時に摂取している場合は、それぞれの成分がどのように作用し合うかを理解し、安全な方法で付き合っていくことが重要。もしサプリメントに関して心配な場合は、言うまでもなく専門医に相談するのが最善な方法であることも付け加えておきたい。
※本記事はGeneraitve AIを一部活用して記事制作をしております。