ツバル「2050年までに沈む国」の安全保障の取り組みが斬新!
地球温暖化による影響で、2050年までに沈むとされている島国「ツバル」の安全保障と、オーストラリアの経済支援。いま、両国は大きな転換点にきているようだ。
この記事の要点
・オーストラリアが太平洋の島国ツバルと「Falepili協定」を締結
・ツバルは2050年までに「温暖化で沈む国」とされている
・ツバル国民の安全保障と経済支援のため、オーストラリアへの移住が可能になる
オーストラリアが、太平洋に位置する島国ツバルとの新たな協定を締結した。これにより、気候変動の悪化に伴い、ツバル国民はオーストラリアへの移住が可能となる。
ツバルの安全保障と経済支援の提供が目的のようだが、『TIME』が伝えたところによると、アンソニー・アルバニージー豪首相は、この「Falepili協定」を同国史上もっとも重要な太平洋協定であると捉えているようだ。
両国の首相は、今月、クック諸島での記者会見にて署名。「Falepili協定」により、ツバルから年間280人の国民がオーストラリアに移住し、修学、就労することができるようになる。
NASAの研究によると、ツバルの国土の大部分が2050年までに平均高潮位以下になると予想されている。太平洋に位置する国、オーストラリアやツバルは、気候変動による影響を受けやすい地域であることは明らかで、「温暖化で沈む」という危機感を共に有している。
そんななか締結されたこの条約は、オーストラリアが太平洋地域における外交努力を強化して以来、最大の前進であり“希望の光”と国内でも高く評価。特に、中国との安全保障協定を発表したソロモン諸島に対する米国とオーストラリアの対応を背景とし、太平洋地域における彼らの影響力を再確立するものでもあった。
この協定が正式に発効されるには、両政府の承認が必要。今後の両国の国際的な取り組みにも注目したい──。
※本記事はGeneraitve AIを一部活用して制作をしております。