イケアがプロデュースした、リラックスできる「学校」

今月から大阪府に開校した大阪市立心和中学校が、ちょっとした話題となっている。というのも、「イケア・ジャパン」が教室や図書室などの計7教室の空間デザインと商品の提供、組み立てをおこなった。

同校は「学びの多様化学校(不登校特例校)」として設立された大阪初の学校。さまざまな背景によって、不登校または不登校傾向となった生徒たちが、心理的な負担なく学べる環境作りを目指すその第一歩として、イケアが協力したカタチだ。

よりリラックスできる
“自宅の延長”のような環境

©イケア・ジャパン株式会社

教室には従来のデスクやチェアだけではなく、クッションなどに座りながら作業できるスペースや、ディスプレイシェルフで囲われた簡易的な集中スペースを設置。友だちと話したり、いつもと違った雰囲気で授業を受けられる多目的カウンターも導入した。

図書室にはパーソナルチェアや足を伸ばせる寝椅子、パーテーションを配置。より読書タイムに浸ることができる。

ほかにも、裸足でも過ごせるように人工芝を敷き詰めたリラックスルームや、2人掛けと3人掛けのソファをL字型を配置した相談室など、よりリラックスできる環境が整えられている。

ちなみに、設備資金はイケアでの会計時に「IKEA Family」の会員番号の提示によって積み立てられたIKEA Family募金を活用しているんだそう。

イケアの取り組みが、また一つ明るい未来を作っていく。

Top image: © イケア・ジャパン株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。