魚が育てた野菜「アクアポニックスプラント」に注目

4月15日より、循環型農法のアクアポニックスで栽培した野菜としては日本初となる、リーフレタス「FISH VEGGIES ミックスレタス」が発売される。

アクアポニックスとは、水産養殖と水耕栽培を同時に行う循環型の農法で、養殖している魚から出る排泄物を水中でバクテリアに分解させることで堆肥へと変え、それを肥料として水耕栽培へ送ることで植物を育てるというもの。

同時に植物に栄養素を吸われた後の水は、浄化された状態となり養殖側へ戻すことができるため、水を一切捨てない完全循環型の有機栽培を実現する。

国内で初めて植物工場型のアクアポニックスシステムの開発と運営に成功した「株式会社プラントフォーム」では、実際に5年経過しながら一度も水を換えることなく生産を続けるプラントがあるそうだ。

この度、同社のアクアポニックスで栽培したリーフレタスが新潟大学との共同研究により葉酸とビタミンKを季節を問わず安定的に含み、栄養機能食品の基準を満たすことを明らかにした。そして、全国初のアクアポニックス産の栄養機能食品「FISH VEGGIES ミックスレタス」としての発売に至った。

今後も「株式会社プラントフォーム」は、安全・安心で持続可能なな農水産物の新しい生産モデルの実現安定供給と「いつでも、誰でも、有機野菜を選べる世界の実現」を目指し、さらなる研究開発を続けていく。

『FISH VEGGIES ミックスレタス』
【容量】90g（可食部として）
【参考小売価格】オープン価格