「ネオ・フーディー」「チェーン・スナッカー」ってどんな食習慣?

「あなたにとって食事とは?」

この質問に、みなさんならどう答えるでしょうか。

「食」は人間が生きていくうえで欠かせない生命維持活動のひとつですが、その価値観は様々です。

ミレニアルズ及びZ世代に関する調査・研究をおこなうNEW STANDARD THINK TANKの最新レポート「Quarterly Report <2024 Summer>」では、MZ世代の食習慣について独自の定量調査やインタビュー調査を実施。

調査結果から、
ネオ・フーディー
ごはんキャンセル界隈
ボディメイク・コア
サステナ美学
チェーン・スナッカー

という5つの食習慣が見えてきました。

それらを「食事の優先度」と「食事の探究心」の4象限でマッピングしたのが上の図です。5つの食習慣タイプは重なり合いながらも、それぞれ興味深い価値観を持っていることが見えてきました。

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「あなたにとって食事とは?」

ここでは、350名以上が回答したアンケートのなかから、特徴的なコメントを一部ご紹介していきます。

CASE.01
食を体験としてシェア。
「ネオ・フーディー」

「ネオ・フーディー」の3つの特徴
1. SNSを愛用しスタンプラリー的な食体験を求める
2. 自粛期間を経て食体験へのこだわりが上昇
3. 食事では友人や知人とのつながりを楽しむ

Z世代女性/自営業/東京都

食事をすることは、最も身近な「幸せ」です

Z世代女性/会社員/埼玉県

人と食べるときは最高に美味しくてハッピーなスーパープレシャスタイム!美味しいご飯と好きな人間、これ以上幸せな時間は無いね!ってレベル。私にとって食事とは、コミュニケーションの手段である。

Z世代女性/会社員/神奈川県

幸せの共有

Z世代女性/会社員/東京都

1日の中で1番楽しみにしているイベント!

Z世代女性/会社員/東京都

私にとっての食事は、生きがいです

→もっと知りたい

CASE.02
ムダに食べたくない。
「ごはんキャンセル界隈」

「ごはんキャンセル界隈」の3つの特徴
1. 食事そのものに対してポジティブになれない
2. フードロス回避や物価高、ヴィーガン志向などが複雑に交差
3. テレワークなど1日3食にこだわる必要がないライフスタイル

Z世代女性/会社員/東京都

楽しみでもあり、課題のような感じ

Z世代男性/自営業/埼玉県

命の継続、でしかないかも

Z世代男性/会社員/東京都

お金がかかるので、できるだけ控えたい

Y世代男性/自営業/東京都

幸せの時間であると同時に、何かを用意したりすることにとても煩雑さを感じてしまう。なんというか……愛憎入り交じった感情になる

X世代女性/パート・アルバイト/神奈川県

最低限生きるための手段でしょうか……

CASE.03
理想のカラダは食事から。
「ボディメイク・コア」

「ボディメイク・コア」の3つの特徴
1. タンパク質を起点にしたコントローラブルな食生活を好む
2. 過剰なダイエット市場から健康的に絞るボディメイク市場へ
3. チートデイというキーワードもこの界隈から拡散

Y世代男性/会社員/兵庫県

食事は生きる糧!食事から身体がつくられるしQOLにも影響する。食生活が良いと、その他の生活習慣も良くなり、結果的にベストな状態の身体になる

Z世代男性/学生/東京都

食事代は、=医療費!ちゃんと食べておけば病気にならない

Y世代女性/会社員/大阪府

私にとっては大事な栄養摂取

Y世代女性/パート・アルバイト/兵庫県

健康と美容に欠かせない、自分への健康投資

Z世代女性/無職/静岡県

体重や体型を維持するために欠かせないこと

CASE.04
自分が心地いい選択を。
「サステナ美学」

「サステナ美学」の3つの特徴
1. 食材や調味料の品質を自己管理した食生活を好む
2. ヴィーガンやグルテンフリーの知識も豊富で実践派
3. 食品に付随するプラスチック製品などにも配慮

Z世代女性/会社員/和歌山県

食事は、自分が幸せになるための作業

Z世代女性/会社員/埼玉県

自己実現のために必要不可欠な手段

Y世代男性/会社員/千葉県

心身ともに「いつも通り」をキープするためのもの

X世代男性/会社員/山梨県

生活を豊かにし、異国の人と共通の話題にもなるもの

X世代女性/経営者・役員/大阪府

心身ともにパワフルに、笑顔で過ごすための大切な時間

CASE.05
間食が主食。
「チェーン・スナッカー」

「チェーン・スナッカー」の3つの特徴
1. 効率を求めた結果、ごはんの代用としてスナッキング
2. 仕事や趣味の集中力を切らしたくないし手軽に済ませたい
3. 機能性スナックや健康的な間食がスナッキング生活を後押し

Z世代女性/パート・アルバイト/神奈川県

食べること自体が、ストレス発散のひとつ。お菓子や間食も好きです。

Z世代女性/会社員/東京都

自分の機嫌を取るもの、自分の機嫌に合わせて選ぶもの

Y世代女性/パート・アルバイト/埼玉県

時によっては、急いで流し込むだけの作業

Y世代男性/学生/神奈川県

何が食べたいか、でストレス具合を判別できるもの

Y世代男性/自営業/東京都

気が向いたら食べるもの。仕事が忙しいときは片手間で済ませがち。

「5つの食習慣」はいかがでしたか? 最近の自分の価値観に近いケースもあったのではないでしょうか。

また、本レポートでは調査全体を通じて「MZ世代の食習慣」の変化を3つのポイントでまとめていました。

1.「1日3食」にとらわれない。多様化するライフスタイルに応じた柔軟な食生活

2. 飽食時代×食育普及で食の価値が高度化。「三大欲求」から「自己実現」の一部に

3. 食べることの意味を模索するZ世代。「自分の責任で、自分らしく摂る食事」へ

 

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