米Z世代による、コストコ「お得な買い物」術

物価高騰が止まらないアメリカで、「コストコ」や「サムズ・クラブ」を利用するZ世代が増えているらしい。

どちらも会費がかかるため「少しでも出費を抑えたいはずなのに、なぜ……?」と思ってしまうが、米Z世代たちは安く・賢く買い物をする方法を編み出したそう。

そこで、物価高に直面しているZ世代の"買い物術"をご紹介。これ、日本でも応用できるから、明日からの買い物にぜひ取り入れてみては?

01.
会費は“割り勘”で

「コストコ」や「サムズ・クラブ」は会費がかかるが、アメリカのZ世代たちはこれを割り勘にしているらしい。例えばコストコの場合、会員1人につき同伴で2人まで入店できるため、会費を3分の1ずつ出し合い利用するんだとか。

ただ、厳密にはメンバーシップの分割は"合法"ではないから、その点は注意が必要だ。

02.
単位あたりの値段を見る

Z世代は、商品価格ではなく単位あたりの値段に着目しているらしい。アメリカのコストコの例になってしまうが、ピーナッツバターを2パックセットで買った場合、1オンスあたりの値段は約0.23ドル。いっぽう、1瓶ずつ買うと1オンスあたり約0.12ドルになるそう。

値札ではなく単位あたりの価格を見ることで、よりお得な買い物ができるわけだ。

03.
量だけでなく質も重視する

コストコというと、「量の多いものを買う」というイメージがあるだろう。しかし、Z世代は量と質のバランスを重視しているらしい。例えば、長く使えるものやQOLを上げてくれるものなら、多少高くても買う傾向にあるそう。実際、コストコにある家電や衣類で「質が高い」と思うものは購入をためらわないんだとか。

最初こそコストがかかるけれど、長い目で見ればリーズナブルという視点で買い物をするのがZ流のようだ。

04.
会員特典をフル活用

アメリカのZ世代は、会員特典をフル活用することも意識している。限定割引やキャッシュバック特典などをうまく利用することで、お得に買い物をしているらしい。

会費を払っている以上、特典を最大限に利用することが大切だという。

05.
サステナビリティへの意識

アメリカのZ世代も、サステナビリティを意識して買い物をしているらしい。その理由は、将来的に気候変動や異常気象などの影響を受ける可能性が高いから。出費を抑えることばかりに注力して持続可能な社会の実現が困難になると、将来大きな負担を強いられることになるかもしれない。そのため、価格だけでなく環境にやさしいかどうかもチェックしているんだそう。

そんなZのニーズに対応するため、コストコやサムズ・クラブはオーガニック食品や環境にやさしい家庭用品などを積極的に展開。これが、アメリカでコストコやサムズ・クラブの会員になるZ世代が急増している要因なのかもしれない。

06.
SNSはマストチェック!

SNSでコストコやサムズ・クラブの情報をくまなくチェック。セールや特別プロモーションなどの告知を見逃さないよう、定期的にSNSで情報収集しているんだそう。また、Z世代はSNS上でアクティブに活動している人が多いため、ほかの会員とつながることで情報交換もしているようだ。

07.
オンラインをうまく利用する

コストコなどのオンラインショッピングをうまく活用するのも米Zたちのルーティン。SNSやWebサイトなどで製品の価格やレビューをチェックしオンラインで購入することで、時間と交通費を節約するんだそう。ただ、購入前に実際に商品を見る必要がある場合は、店舗に足を運んで事前確認するとのこと。

実店舗とオンラインショップを上手に使い分け、フレキシブルに買い物をすることが大切だという。

目新しいものはないかもしれない。ただ、わかっていても実践できているかと言われると……いかがだろう?賢く、そしてコスパ良く。あらゆる節約術が生まれ続ける昨今だからこそ、基本に立ち返ることが大切なのかもしれない。

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