「青いワゴン」が運ぶのは、希望?それとも……受験生のモヤモヤを食らう、駿台の新プロジェクト始動
スマホひとつで世界が広がる時代。しかし、人生の岐路に立つ受験生にとって、その道のりは決して「いいね」や「リツイート」では片付けられない、厳しい現実だ。膨大な情報とプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、孤独な戦いを強いられている受験生は少なくない。
そんな受験生たちに、一筋の光を届けようとしているのが、大学受験予備校の老舗「駿台予備学校」だ。2024年12月からスタートしたプロジェクト「駿台つながるキャラバン」は、全国各地の学校を訪問する、青いワゴンが目印。
「つながる」メッセージが
不安な心を解き放つ
駿台予備学校が仕掛ける「駿台つながるキャラバン」、ただ受験生を応援するだけのものではないらしい。最大の特徴は、受験生同士が「カロリーメイト」を介してメッセージを繋いでいくこと。デジタル全盛の時代に、あえてアナログな手段を選ぶことで、言葉の一つひとつに込められた想いが、より相手に伝わるのではないだろうか。
Z世代の心を掴む
アナログ×デジタル戦略
おもしろいのは、この企画が「エモい」とされる価値観を巧みに捉えている点。近年、若者の間では、レトロなアイテムやカルチャーが再流行している。デジタルネイティブ世代にとって、手紙やメッセージカードといったアナログなコミュニケーションは、逆に新鮮で温かみを感じさせるのかもしれない。
もちろん、駿台予備学校はデジタルネイティブ世代の心を掴むための工夫も忘れていない。ワゴンにはiPadが設置され、駿台オリジナルの学習アプリを体験することができる。さらに、特設WEBサイトではキャラバンの様子が随時更新され、受験生たちはオンライン上でも「つながり」を感じることができるようだ。
共感と応援の輪を広げる企業のチカラ
ところで、メッセージを届けるツールとして、なぜ「カロリーメイト」が選ばれたのだろうか。
1983年の発売以来、受験生の“定番食”として愛されてきたカロリーメイト。 5大栄養素を手軽に摂取できるバランス栄養食として、 勉強に集中したい時や、食事の時間がとれない時など、多くの受験生を支えてきた。大塚製薬のカロリーメイト製品担当者は、 「今回の企画を通して、学生同士が互いに励まされ、夢をかなえるための力につながっていけば嬉しい」 とコメントしている。
駿台つながるキャラバンは、単なる受験生応援企画ではなく、現代社会におけるコミュニケーションのあり方、そして企業の社会的責任について、あらためて考えさせてくれる。温かさと新しさを兼ね備えたこのプロジェクトが、多くの受験生に笑顔と勇気を届けることを期待したい。
👀 GenZ's Eye 👀
「不安なのは私だけじゃない」そう思うことができるだけでも受験生にとっては大きな心の支えになることでしょう。ナーバスになってしまう今の時期だからこそ、カロリーメイトを通じて人と人ととの繋がりの暖かさを感じてほしいですね。