“粉末状の味ぽん”という新概念。ミツカンが新たな調味料『無限さっぱりスパイス』を発売
近年、食品業界では液体調味料に代わる粉末調味料の需要が増加している。特に、スパイスやフレーバーパウダーの技術革新が進み、液体調味料の課題であった「食感の変化」や「保存性の低さ」といった問題を解決する新たな選択肢として注目されている。
日本国内でも、顆粒タイプの醤油や味噌、粉末出汁などの販売が拡大しており、家庭用だけでなく外食産業でも活用が進んでいる。
ミツカンはこうした市場動向を背景に、新たな粉末調味料を開発した。
味ぽんが粉末に。『無限さっぱりスパイス』が発売
2月13日より、ミツカンが「無限さっぱりスパイス™ by 味ぽん®」を発売する。
これは、顆粒のしょうゆにお酢のチップや柑橘をブレンドし「味ぽんらしさ」を実現した、新しいタイプの調味料。
揚げ物や焼き物などのこってりしたものをさっぱりと食べたいときに、液体調味料を使うと食感が変わってしまうことに着目。「食感が失われてしまうことは仕方ない」と思って諦めている消費者の実態を解決するために開発されたという。
液体調味料と異なり、料理の食感を損なわない顆粒状のしょうゆを採用。お酢のチップや柑橘系の風味も加わり、さっぱりとした味わいが特徴。
また、胡椒やガーリック、唐辛子が加えられ、爽やかさの中にもコクのある深い風味を生み出し、料理に一層のアクセントを加える仕上がりとなっているとのこと。
粉末タイプの調味料は、振りかけるだけで簡単に味付けができるため、揚げ物や焼き物などでも食感を維持したまま風味を加えられるように。
使用者のアイデア次第で、様々な料理へ応用できそうだ。


さらに、粉末調味料は保存性が高く、持ち運びや計量が容易であるため、アウトドアや弁当の味付けにも適している。こうした特性により、家庭用調味料としてだけでなく、外食や業務用としての展開も期待される。

本商品の発売を皮切りに、「おいしさと健康」の両立を目指すミツカンの新たな調味料の開発は続くだろう。
粉末調味料の市場は今後も成長が見込まれ、他の液体調味料を粉末化した製品の展開にも期待できそうだ。