この真っ赤な「調味料」のオールラウンダー性を侮ってはいけない。

この真っ赤な色は、唐辛子か?それともトマト?そのどちらでもないんです。これは赤いパプリカを塩漬けした「マッサ」。ポルトガルではポピュラーな調味料で、味噌やマヨネーズのように野菜をディップしたり、お肉を漬け込んだりと、応用力のあるポルトガル人のチカラの源。これが、どんな素材にも合うんですよね。

ポイントは
冷蔵庫で寝かせる

〈材料〉
赤パプリカ:2個
オリーブオイル:大さじ2
塩:大さじ1

パプリカを8等分にカットしたらボウルに入れて、塩をまぶし、密封容器に入れて冷蔵庫で丸2日間。パプリカの水気を拭き取って、オリーブオイルといっしょにフードプロセッサーに入れ、ペースト状になるまで混ぜたら完成。

丹精込めて寝かせてつくった、マッサをどう食べるかはアイデア次第。ここで紹介するのはほんの一部です。

01.
パスタソースにする

ポルトガルでもっともポピュラーなのがこの食べかた。ソーセージやツナ缶など、お好みの具材とマッサを合わせ、パスタソースをつくります。パプリカの甘さにきっと驚きますよ。

02.
スペアリブを漬け込む

スペアリブをマッサに半日漬けこみ、オーブンで火を通すだけ。酵素の働きでお肉が柔らかく、味が染み込みやすくなり、お肉の味わいが引き立ちます。

03.
ポテトサラダに和える

じつはマッサと相性◎なのがジャガイモ。いつものポテサラをつくるときに、マッサのソースを加えるだけ。ピンク色も斬新!

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。