温めと殺菌を一台でこなす、世界初の「ポータブル哺乳瓶ウォーマー」

外出先での赤ちゃんの授乳は、多くの親にとって悩みの種の一つ。

特に衛生管理には細心の注意が必要で、「利便性」と「安全性」のどちらかを諦めなければならない場面も少なくない。この根深い課題に対し、ベビーケア製品の革新を続けるPapablicが、世界初となる画期的なソリューションを発表した。

温めと殺菌を一台で
世界初のポータブル哺乳瓶ウォーマー

Papablicが2025年7月4日に発表したのは、殺菌機能を内蔵した『Portable Bottle Warmer with Built-in Sterilization』。

その名の通り、哺乳瓶を温める機能と殺菌する機能を一台に集約した、ポータブルな哺乳瓶ウォーマーだ。

これにより、親たちは旅行先やレストラン、あるいは予期せぬトラブルの際にも、衛生的な環境でミルクの準備ができるようになる。

開発の背景には、仕事や旅行、育児と、多くの役割をこなす現代の親が抱える現実的な困難を解消したいという、同社の強い想いがあるようだ。

© Papablic

わずか2.5分での高速加熱と医療機関レベルの安全性

本製品の性能は、競合製品より30%速いという高速加熱能力にまず表れる。冷蔵されたミルク(約60ml)を、わずか2.5分で適温に温めることが可能だという。深夜の授乳や、赤ちゃんが空腹を訴える緊急時にも、待たせる時間を大幅に短縮できる。

そして最大の特長である殺菌機能は、ボタン一つで大腸菌やサルモネラ菌といった下痢の原因となる細菌を99.9%除去。

医療機関レベルの安全性を、どこへでも持ち運べる。哺乳瓶だけでなく、おしゃぶりや歯固めといった小さなアイテムの殺菌にも利用できるのは嬉しいポイント。

持ち運びから手入れまで、ストレスフリーな設計思想

機能性だけでなく、親の視点に立った使いやすさも追求されている。

スリムで人間工学に基づいたデザインは、おむつバッグの隙間にすっきりと収まる。また、洗浄のしやすさを考慮した広口設計により、隅々までスポンジやブラシが届き、ミルクの残留を防ぐ。

バッテリーは1回のフル充電で6〜8回分のミルクを準備でき、Type-Cケーブルでの充電に対応。長時間のドライブや飛行機での移動(米国の運輸保安局のガイドラインにも準拠)でも、安心して使用できる設計となっている。

子育ての「もしも」に備える、心の余裕という価値

Papablicがこの製品で提供するのは、単なる時間や手間の削減ではない。

それは、どんな状況でも赤ちゃんの安全を守れるという「安心感」であり、子育てに伴うストレスを軽減する「心の余裕」そのものかもしれない。

2017年の設立以来、「より良い子育ての可能性を創造する」というビジョンを掲げてきた同社。この一台は、その哲学を体現する製品として、世界中の親たちにとって、頼れる”相棒”のような存在になっていくのだろう。

Top image: © Papablic
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