大学生の間で「寮の部屋を豪華に改造」するのがTikTokで大流行
2025年、TikTokでは大学生の寮の部屋を豪華に改造する動画が多数投稿されている。
天蓋付きのベッド、特注のヘッドボード、お揃いのラグ、デザイナー製の化粧台などが登場し、この流行は拡大している。
一部の親は、子供の寮の部屋を高級スイートに変えるために、数万ドルを費やし、プロのデコレーターを雇うケースもあるようだ。
『Mary Margaret Designs』のシェリー・ゲイツ氏
シェリー・ゲイツ氏は、この分野で事業を展開するデコレーターの一人である。
5年前に、ゲイツ氏が娘のミシシッピ州立大学への引っ越しを手伝う際、部屋を全面的に改装し、その写真をFacebookに投稿したところ、大きな反響があったとのこと。この出来事をきっかけに、ゲイツ氏はデザインへの情熱から、副業として寮の部屋のデコレーションを開始した。
ゲイツ氏の会社『Mary Margaret Designs』は、これまでに30以上の寮の部屋をデザインし、そのうち13件は今年に入ってから手がけたものだ。
同社のInstagramやTikTokには、殺風景だった部屋が暖かく、趣のある空間に変わる様子を見て涙する18歳たちの動画が投稿され、人気を集めている。
費用と需要
親は通常、新学期が始まる数ヶ月前にゲイツ氏に依頼し、学生はPinterestボードやインスピレーションとなる画像を送信する。
ゲイツ氏は学生たちのアイデアからテーマを考案し、生地を選び、部屋のあらゆる側面について学生と協力しながらデザインを進めるという。
プロジェクトの費用は1,000ドルから15,000ドルで、最終価格には全てのアイテムが含まれる。需要は非常に高く、ゲイツ氏は最近、小学校教師の職を辞し、このビジネスに専念している。現在、彼女の予約リストは2年から3年先まで埋まっている状況だ。
ゲイツ氏は、この投資は単なる見た目の問題にとどまらないと語る。多くの母親は、娘を学校に残すことへの移行を和らげる方法を求めて彼女に連絡してくるという。
「子供を大学に残すのは本当に大変なこと。そして、娘さんたちが家を離れるのも大変です。私は彼女たちがこの道を渡るのを助ける橋になりたいのです」とゲイツ氏は説明している。






