スマホを持たせる前に。デザイン性抜群の子ども向けメッセンジャー『KARRI』第2世代

ロンドンとベルリンを拠点とするテクノロジー企業KARRIより、5歳から13歳の子どもに向けて、スマートフォンに代わるボイスメッセージデバイスが発表。

これは、国際的デザインスタジオ「Pentagram」が同製品の第2世代モデルのデザインプロセスについて公開したもので、子供たちがデジタルの世界に足を踏み入れる前に、安全で楽しい方法で自立とコミュニケーションを学ぶことを目的としているという。

KARRIメッセンジャーは、親のスマートフォンアプリと子供のデバイス間、あるいは子供同士でボイスメッセージの送受信が可能。

データSIMを内蔵し、広範なモバイルネットワークで利用できるとのこと。GPS機能によって子供の現在地をアプリで確認できるほか、「ジオフェンス」と呼ばれる安全なエリアを設定し、そのエリアへの出入りを通知する機能も備えているらしい。

© pentagramdesign/vimeo

Pentagramがデザインを担当した第2世代モデルは、家族や子供たちへのインタビューといったリサーチに基づき、子供が直感的に、そして自立して使えるシンプルなインターフェースを追求した結果、「slide to talk」ボタンが考案された。

これは、トランシーバーの操作性にヒントを得たもので、録音、再生、送信、削除という4つの操作を一つのボタンで完結させるという。

デバイス本体はポケットに収まるサイズに小型化され、注意散漫にならないようシンプルな情報のみを表示するLEDマトリクスディスプレイを搭載。

複数のチャットチャンネルへのアクセスや、懐中電灯といった機能も追加されているようだ。デザインは年長の子供がスマートフォンの代替として持つことも想定しており、シリコン製のケースやストラップといったアクセサリーも用意される。

このKARRIメッセンジャー第2世代モデルは、現在公式サイトで予約販売を受け付けており、2026年初頭の発売が予定されているとのこと。

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Top image: © iStock.com / Marina Kislitsyna
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