【ライフデザインYouth Lab.】
SNSは恋愛を幸せにしたのか?
現役大学生と考える恋愛のあり方

この記事は大学生を中心とした若い世代とこども家庭庁によって組織されたプロジェクト「ライフデザインYouth Lab.」が作成したものです。若い世代が主体的に、自らのライフデザインについて考える機会の創出を目指しています。

※「ライフデザインYouth Lab.」について詳しく知りたい方は文末をご覧ください。

【記事執筆者】

加来那丹

参加した理由/このプロジェクトでやりたいこと
普段からライティングの仕事をしており、さらに意義のあることをしてみたいと思ったから。このプロジェクトでは若者のライフデザインについて、少しでも多くの人が考える機会を設けることができるような記事を書きたいと思っています。

木塚小粋

参加した理由/このプロジェクトでやりたいこと
新しいことに挑戦できる!とシンプルにワクワクしました!!このプロジェクトを通して、大学にいるだけでは出会えない人とたくさん話して、さまざまな考えが知りたいです!そして、より人として、深みのあるオトナになりたいです。

野田結菜

参加した理由/このプロジェクトでやりたいこと
元々文章を書くことが好きで、ライティングやリポート活動に興味があったため、参加させていただきました。自分とは異なる価値観を持つ学生と交流しながら、よい記事を作り上げ、さらに自分の価値観も広げていきたいです。

針生真綾

参加した理由/このプロジェクトでやりたいこと
ライフデザインについて、この先より自分らしく生きていくためのことを考えたかったため!

藤岡律来

参加した理由/このプロジェクトでやりたいこと
大学生の抱えるモヤモヤを考え記事にしていく中で、自分自身のこれからの人生についても考えられる良い機会だと思ったため。

向井遥香

参加した理由/このプロジェクトでやりたいこと
プロジェクトの背景に共感したから。自分の将来を考える機会にしたいです!

好きピとの連絡頻度って
ぶっちゃけどれくらい?

好きな人との連絡頻度って、正直どれくらいが普通なんだろう。

毎日やりとりするのが当たり前なのか、それとも用事があるときだけでいいのか。恋人や気になる人との連絡に、なんとなく「正解」がある気がしてしまい、考えてしまう。こうした感覚を抱く人は、筆者の周囲でも見られる。

気づけば、筆者自身や周囲の人の間では、既読がついたのに返信が来ないだけで、少し落ち着かなくなることがある。返信が早いと安心して、遅いと不安になる。そんなふうに、連絡ひとつで気持ちが揺れてしまう瞬間は、身近な話題として共有されることが多い。

一方で、同じ状況でもあまり気にしない人がいるのも事実だ。連絡頻度に対する感じ方には、ちゃんと人それぞれ幅がある。それでも、LINEやInstagramのDMが生活に溶け込んだ今、一部の若者の間では連絡の量や速さを通して、相手の気持ちを確かめようとしてしまうことがある。気にしすぎだと分かっていても、ついスマホを見てしまう。そんな自分に違和感を覚えつつも、簡単にはやめられないという声も、話し合いの中で聞かれた。

連絡が多いことは、本当に愛情の大きさと結びつくのだろうか。そもそも、好きな人と連絡を取り続ける理由についても、議論の中で改めて考える必要があるのかもしれない。

そもそも「つながる」ってなんだろう?

今は24時間「つながれる」時代だとよく言われる。「いつでもつながっていたい」「つながっていないと不安」といった声を耳にすることもあるが、「つながる」とは一体何だろうか。

チーム内での話し合いでは「つながる」ということが、LINE、Instagram、BeReal.などのSNSで連絡を常に取り続ける状態を指しているのではないか、という意見が出た。このようなSNSが発達したことで、相手の近況に触れる機会が増えたと感じる人もいる。「好きな人のことを知っておきたい」という気持ちから、連絡を取る人もいるのではないだろうか、という声もあった。

議論の中で共有されたのが、連絡頻度=愛情の大きさと捉えてしまう考え方である。たとえば、「自分は頻繁に連絡を取りたいと感じているのに、相手はそうではない。その違いから、不安を感じてしまうことがある」という意見が出た。こうした考え方は、自分の価値観を基準に相手を捉えてしまう可能性がある、という指摘もあった。

相手には相手の考え方や生活リズムがあり、自分の常識や価値観と必ずしも一致するとは限らない。好きだからこそ常につながっていたいと感じる人がいる一方で、気持ちがあっても連絡頻度で愛情は測れないと考える人もいる。こうした違いを意識せずにいると、相手の思いを受け取りにくくなる可能性もある、という意見が出た。

逆に「いつでもつながれる」時代だからこそ、不安や悩みが生まれていると感じる人がいるのも事実だ。もし、この手の中にあるデバイスがなかったら、私たちはどのように相手の気持ちを感じ取っていたのだろう、という問いも共有された。

つながりすぎる時代のジレンマ

24時間いつでもどこでもつながれる今の環境について、便利さの反面、戸惑いを感じる、という声がチーム内で挙がった。その一つとして話題になったのが、「余韻」や「余白」である。

少し時間をさかのぼり、スマートフォンがなかった頃の話にも触れた。当時は電話や手紙など、限られた手段でやり取りをしていた。今ほど即時性はなかったが、それによって愛情が薄かったわけではないのではないか、という意見が出た。むしろ、待つ時間や想像する時間が、気持ちを深めていた可能性もあるのではないか、と話し合われた。

現在は、気になった瞬間に相手の様子を知ることができる。今何をしているのか、どんな気分なのか、すぐに確かめられる。その便利さゆえに、想像する時間が減ったと感じる人もいる。

スマートフォンがなかった時代には、返事を待つ時間や、会えない時間が自然と生まれていた。その間に相手を思い浮かべ、気持ちが高まることもあったのではないか、という話も出た。その積み重ねが「余韻」として感じられていたのかもしれない、という整理がなされた。

一方で現代では、思い立った瞬間にSNSを開き、メッセージを送ることができる。相手の情報を多く知ることができる分、知る必要がなかったことまで目に入る場合もある。こうした状況について、「余白が少なくなっていると感じる」という意見が共有された。便利さと引き換えに、何か別の感覚が薄れているように感じる人がいる、という整理に落ち着いた。

SNSと恋愛のこれから

話し合いの中では、恋愛においてSNSがすべてではない、という点も共有された。相手のことを考えたり、実際に会って時間を過ごしたりすることの大切さを改めて感じた、という声があった。

現代の便利なツールを活用しながらも、あえて距離や時間を残すことで生まれる感情もあるのではないか。そうした「余韻」を意識することが、一つの考え方として挙げられた。


 

【「ライフデザインYouth Lab.」とは?】

「ライフデザイン Youth Lab.」とは、Z世代をはじめとする若い世代が、主体的に人生を選択できるようになることを目指す、若い世代から若い世代に向けたライフデザインコンテンツです。

この記事を読んで「私にとってのライフデザインって?」と感じたなら、彼らの活動についてもう少しだけ触れてみてください。
自分らしい未来を描くきっかけに出会えるかもしれませんよ。

【本記事に関するご注意】

本記事は、大学生が恋愛や結婚など「ライフデザイン」について率直に話し合い、その中で出てきた意見や感情をもとに構成を考え、大学生自身によって執筆されています。そのため、内容には強い言葉や極端に感じられる表現、読み手によっては違和感や不快感を覚える可能性のある記述も含まれています。しかし、それらを過度に編集・修正することはあえて行っていません。話し合いを通して生まれた大学生自身のリアルな言葉を共有することに、この取り組みの意義があると考えています。学生の生の声をできるだけそのまま届けることで、読者の皆さんが自分自身の考えと向き合うきっかけになれば幸いです。