スナップチャットが選抜クリエイターへの月額サブスクリプション機能を試験導入
スナップチャットが、特定のクリエイターに対してファンが月額料金を支払う仕組みの試験運用を始めた。
SNS大手であるSnap社が広告以外の収益源を確保するため、新たな一歩を踏み出した状況。2月現在、同社は一部の著名な発信者を通じてファンの反応を確かめる模様だ。
クリエイターへの直接支援を可能にする有料機能の仕組み
来週月曜日から実施されるテストには、選ばれた15名のクリエイターが参加するとのこと。
登録者は、限定コンテンツの視聴やコメントへの優先回答、広告のない体験を享受できるらしい。
『Creator Subscriptions』と呼ばれる本機能では、月額4.99ドルから19.99ドルの範囲で料金が設定されるという。
CNBCの報道によれば、収益の約6割が制作者に分配される仕組みであり、クリエイター主導の経済圏構築を目指す構え。
当初はApple端末の利用者が対象となるが、Android版への対応時期は現時点で明かされていない。
広告依存からの脱却と過去の有料サービスによる実績
同社が収益の多様化を急ぐ背景には、広告収入への依存度を低下させる狙いだそう。
2022年に導入された『Snapchat+』は、月額3.99ドルで会員を大幅に増やした。
また、過去には「メモリーズ」の保存容量を有料化するなど、課金へのハードルを下げてきた歴史がある。
最高経営責任者である Evan Spiegel 氏は、多角的な収益確保を優先する構想だ。今回の新機能は、既存の支援プログラムをさらに発展させた位置付け。
市場の飽和と若年層に広がる課金への疲弊感
投資家の間では、SNS各社が同様のサービスを展開する中での飽和を懸念する見方も広がっている。
Z世代を中心とした利用者層が、数多くの課金サービスに対して疲弊している現状。実際に、同社の株価は年初から大幅な下落を記録しており、市場の評価は芳しくない。
コンテンツ・パートナーシップ部門を率いる Jim Shepherd 氏は、真の人間関係に根ざした収益化を追求すると述べた。
他社との差別化を図りつつ、ファンの熱量を有料体験へと変える試みの成否が注目される。






