親と進める就活?Z世代に広がる「キャリア同乗」現象とは
不安定な雇用環境のなかで社会に出るZ世代の間で、親と二人三脚でキャリアを築く動きが広がっている。
米終活支援サービス「Zety」によれば、約7割が進路や仕事について定期的に親から助言を受けているという。就職活動を家族と共有する姿も、いまや珍しくないようだ。
このような親の積極的な関与は「キャリア同乗(Career Co-Piloting)」と呼ばれ、若手の職業選択に見られる新しい特徴として注目されている。
履歴書から面接まで広がるサポート
親の関与は単なる相談にとどまらない。履歴書の作成や添削を手伝ってもらった経験がある人は約4割にのぼるという。
企業や採用担当者に親が直接連絡したケースも約2割に達した。さらに一部では面接への同席や給与交渉への関与など、実務レベルの支援も見られるようだ。
キャリア選択への影響力も大きく、親と上司がほぼ同程度の影響力を持つとの回答結果も報告されている。
支えと自立のあいだで揺れる若者
こうした背景には、雇用の不安定さや生活費の高騰など将来への不確実性があると指摘される。
経験豊富な親の助言は安心材料となり、早期に成果を求められる職場環境に対応する助けにもなるかもしれない。
一方で、親の過度な介入には抵抗感もある。無断で上司に連絡された場合に不快感を覚えるという声は半数以上を占めた。支援を受けながらも、自立した社会人として認められたいという意識がうかがえる。
就活を「個人の挑戦」ではなく「家族のプロジェクト」として進める傾向は、Z世代の働き方や価値観を象徴する変化のひとつと言えそうだ。
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