もしも電源タップから火が出たら……「自ら消火する」新発想の防災アイテム

テレビの裏やデスクの足元で、何年も挿しっぱなしになっている電源タップ。ホコリが溜まって危ないと分かっていても、普段は視界に入らないため手入れを後回しにしがちです。

そんな日常の死角に潜むリスクに対して、サンワサプライ株式会社が自ら火を消す画期的な火災予防タップを発売しました。

死角に
潜むトラッキング現象の不安に

トラッキング火災の仕組みを示す図解。コンセントの隙間にホコリと湿気が溜まり放電から発火に至る過程
© サンワサプライ株式会社

コンセントとプラグの隙間にホコリや湿気が溜まることで火花が散る現象は、トラッキング現象と呼ばれています。

家具の隙間など目の届かないところで火種が生まれると、気づいたときには手遅れになりかねない怖さがあります。

これまでの対策は、こまめに掃除をしたり、プラグにホコリ防止カバーを被せたりと、人間が気を配り続けることが前提でした。

しかし、部屋中のすべての配線を完璧に管理し続けるのは、忙しい日々の中ではなかなか難しいのが現実です。

温度上昇に反応する
消火シートという答え

消火剤入りシートの断面とマイクロカプセル構造、タップ内部に貼られた消火シートの実物
© サンワサプライ株式会社
トリプルタップのコンセント部とプラグ、消火シート付きのコード一体型タップ
© サンワサプライ株式会社

2026年9月に同社が発売した新製品がユニークなのは、万が一の出火に備える機能をタップ自身に背負わせた点にあります。

本体内部に特殊な消火剤入りシートがあらかじめ貼り付けられており、内部の急激な温度上昇を検知して反応します。

万が一の発火時にも、タップの中で初期消火を行い、外への延焼を抑制します。

プラグの刃の根元には絶縁キャップが施され、コード付きタイプにはホコリの侵入を防ぐシャッターも備わっています。

一般社団法人防災安全協会の防災製品等推奨品マークも取得しており、その安全性が認められています。

気を配る防災から
道具に任せる安心へ

絶縁キャップ付きのプラグとコンセント一体型タップの実物、防災推奨マーク表示
© サンワサプライ株式会社

私たちは普段、配線器具を電力を引くだけの消耗品として扱いがちです。

しかし本来は、家の中で最も熱や電気の負荷がかかり続ける、注意が必要な場所でもあります。

人間が注意深く見守るのではなく、器具そのものが自律して安全を担保してくれる設計は、暮らしの安心感を底上げしてくれます。

防災を頑張るのではなく、身の回りの道具を信頼できるものへと置き換えていく。そんな静かな安全対策が、これからのスタンダードになっていくのかもしれません。

トリプルタップ[消火シート内蔵](品番 TAP-AC3WN2-FPS)

【価格】968円(税込)
【仕様】直差しタイプ、3個口
【販売】サンワダイレクト直営サイトにて販売中

火災予防タップ[消火シート内蔵](品番 TAP-TSH3シリーズ)

【価格】1,980円〜3,630円(税込)
【コード長】1m、2m、3m、5m
【販売】サンワダイレクト直営サイトにて販売中

Top image: © サンワサプライ株式会社
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