人間の脂肪の「84%」は、息と一緒に吐き出されていると判明!

燃やした脂肪は、息で吐き出している!
衝撃の事実を紹介しよう。

ダイエットをしたとき、燃やした脂肪はどこに行っているのだろう?実は、呼吸で一緒に吐き出されているのだ!

これまで、脂肪は熱とエネルギーになって消えてしまうと考えられていた。しかしニューサウスウェールズ大学の最新の研究によれば、なんと体内で燃えた脂肪の84%が、息として吐き出されているという。

人間の体は、トリグリセリドと呼ばれる中性脂肪の形でエネルギーを蓄えている。これは炭素(C)・水素(H)・酸素(O)という3つの元素のみで構成されている。

「脂肪を燃やす」という表現がよく使われるが、これは化学的には「酸化して分解すること」を意味する。脂肪であるトリグリセリドが燃焼すると、炭素は酸素と結びついて二酸化炭素(CO2)に、水素は水(H2O)に変化する。

この比率を計算することで、84%が二酸化炭素として体の外に排出されているという驚きの事実が判明した。実は人間の肺は、排泄器官としても重要な役割を果たしていたのだ。残りの16%は水になるため、尿や汗として体外に排出されたり、腎臓で再吸収されているという。

呼吸数を増やす運動の大切さ

今回の研究結果からは、脂肪を落とすためには呼吸が非常に重要な要素であることを意味する。

酸素を多く取り込み、二酸化炭素を多く吐き出すことが、脂肪を燃やすために非常に役立つだろう。ジョギングなどの呼吸数を増やす運動は、やはり効果があるようだ。

Reference:livescience
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