【スタートレック】あのスポック船長が、カナダの5ドル紙幣となって甦る!?
2月27日に死去した米俳優レイナード・ニモイさん。彼の功績を偲んで、カナダの5ドル紙幣をニモイさんの代表作「スター・トレック」のミスタースポック船長に書き換えようという呼びかけがカナダを中心に広がりを見せている。
#SpockingFives Way to go, Canada pic.twitter.com/NAbAm8bFVt
— Zach Webb (@zach_webb) 2015, 3月 3
"Spocking" banknotes is not illegal, Canada says (http://t.co/V7u3iBZGLN) pic.twitter.com/EkTU5yvmjm — Digg (@digg) 2015, 3月 3
この突然のムーブメント、芸術家団体(カナディアン・デザイン・リソース)が、「尊敬の念を込めて落書きしよう」と呼びかけたのが事の始まり。
現在、5ドル紙幣の肖像画はカナダの第7代連邦首相、ウィルフリッド・ローリエが務めている。どことなく似ていたふたり。髪型と眉を描き加えるだけで、まさにスポック船長そのものに!
あれよあれよという間に5ドル紙幣のスポック化(Spockingと呼ばれている)が進み、SNS上では独特のバルカンカットと尖ったモミアゲ姿が続々、登場した。
.@PMLaurier #Spock on a new five. #LiveLongAndProsper pic.twitter.com/ciQQhs5LgB — Comrade Andy Papa (@pedalpapa) 2015, 2月 28
事態を重く見たカナダ銀行は、直ちに「Spocking」を中止するようファンたちに向けて異例の声明を発表した。
「紙幣への落書きは違法ではないものの、カナダの象徴であり国の誇りである銀行券上への落書きは看過し難い」と、至ってお固い対応だ。
これに対し、芸術団体の1人でもあるカルガリーのアーティストTom Bagley氏は、「数字さえ見えていればお金はお金だよ、数えられるんだし。スパゲッティソースがお札に飛び散ったってレストランではきちんと受け取ってくれるだろ?」、こちらはユーモアたっぷりに語ったという。
とにもかくにも、偉大な名優の死を惜しむ人々のリスペクトはしばらく終わりそうにない。
Reference:DANGEROUS MINDS