デンマークから現金がなくなる!?世界中が注目するその戦略とは?
キャッシュより電子マネーのほうが早いし便利!スーパーでの買い物で毎日使ってるよという人も多いかもしれませんが、北欧ではその利便性をもう一歩先に進めようとしている模様。
現金がなくなる?
デジタルニュースに特化したアメリカのメディア「QUARTZ」によれば、デンマーク政府は、財務省が推進する経済成長施策のひとつとして「現金清算の義務」を一部で廃止すると発表したとのこと。
もともと同国では、クレジットカードやデビットカードでの支払いが一般的。国全体を電子マネー決済にシフトしていくことは自然な流れであると同時に、スキミングなどのリスクを懸念する声も挙がっているようです。
同国最大の銀行「Danske Bank」では、対応策としてインターネット上の国民ID「NemID」を決済データにリンクさせることでで、対応を検討しています。
たしかにリスクがあるのは事実ですが、このまま電子マネー決済が進めば、早ければ2016年の1月には、キャッシュレスのガソリンスタンドやレストランが現れることになります。
キャッシュレス先進国
スウェーデンでは?
一方、世界で最もキャッシュレス化が進んでいるとされるスウェーデンでは、すでにスキミングなどの詐欺の件数が大幅に増加しているとのこと。
電子マネーの普及には、セキュリティの強化が大きな課題となることを示唆しています。
北欧のこれらの事例と比べると、日本では、まだまだ電子マネーはこれからといったところ。大手スーパーマーケットなどではともかく、クレジットカードすら導入していないお店も珍しくないのが現状です。
今後、世界的に電子マネーがさらに普及していくかどうかはまだわかりません。しかし、商取引の効率化を考える上で、電子マネーへの期待が高まっていくことは明白。日本の一歩先を進む、北欧諸国には、注目したいところです。