SNS上で話題になったこの写真。実はただの「子どもたちのゴミ拾い」ではなかった・・・
今年もハロウィンナイトを楽しむ東京・渋谷駅付近は、まるで年末のカウントダウンのような酔狂ぶり。そして、日付が変わった2015年11月1日(日)朝、宴のあとの渋谷の街では、ゴミを拾うボランティアの人々。なかには、子どもたちの姿までありました。
ハロウィン翌朝、渋谷の街に
ゴミ拾いボランティアが集結
夜の後始末、、 子供がやってる、、 考えさせられます。 pic.twitter.com/uN0oa74FdU
— 渋谷 優汰/DJ U-TA (@YutaShibuya) 2015, 10月 31
若者のカルチャー発信地を自分たちの手でキレイにしよう。複数のボランティア団体が朝早くから集結し、渋谷駅周辺、センター街、円山町近辺で前夜のゴミを拾い集める様子を、テレビ報道やSNSを通じて耳目にした人は多いはず。そのなかには、大人に混じって子どもたちの姿もありました。
この光景にSNSでは、モラルやマナーを問うコメントがずらり。ハロウィンのゴミ問題が年々深刻化しつつある状況は、こうしたところからも伝わってきます。
発起人はまさかのあの人
渋谷区長も全面協力
ゴミ拾い終了後、その場にいたボランティアスタッフの方々とパチリ。
Posted by ニシノ アキヒロ on 2015年11月1日
そんなゴミ問題を解決したいと、キングコング西野亮廣を発起人とする「SHIBUYA Halloween ゴーストバスターズ」のボランティアたちも、この日渋谷の街に集結していました。
“ゴミ拾いをエンターテインメントにしよう”をテーマに、約500人が渋谷の街を清掃、そのゴミを使ってアート作品をつくってしまおうというこのプロジェクトには、長谷部健渋谷区長も全面協力。ハロウィンで汚れた街をキレイにし、そのゴミでトラッシュアートを制作する西野の発案に、大人だけでなく子どもたちも参加していたのです。
ボランティアスタッフがゴミから作ったオバケの数々。
Posted by ニシノ アキヒロ on 2015年11月1日
こちらは、集めたゴミから作られたオバケたち。映画『ゴーストバスターズ』で幽霊退治に使われたのがゴーストトラップ(掃除機のような装置)なら、ゴミを集めて作るのはそのオバケ。ボランティアスタッフ一人ひとりがゴーストバスターズとなって、オバケの代わりに渋谷の街でゴミを集めて回ったのです。
今やハロウィンは、クリスマスや年末カウントダウンと肩を並べるビッグイベント。とかく、趣向を凝らした仮装にばかり注目が行きがちですが、彼らを始め率先してゴミ拾いに動いてくれた、多くのボランティアスタッフの活躍を忘れてはいけませんね。
Licensed material used with permission by 渋谷 優汰 / DJ U-TA