寒い冬を乗り切るための「10のティップス」
寒くなったら、とたんに心も体もだらけ気味なんてことありませんか?気分が乗らなかったり、原因不明のだるさが襲ってきたり。実はこれ、季節性情動障害(SAD)という病名、言わば軽度なうつ状態なのです。
よほど極端な場合を除けば、冬特有のモヤモヤも簡単に晴れる!ライターLaura Caseley氏が「Little Things」で紹介するのは、「寒い冬を楽しむ」ための10のティップスです。寒さで気落ちしない努力を!
01.部屋の照明を
ちょっとだけ明るく設定
ちょっとだけ明るく設定
明るさは、あなたの気分にはっきりとした影響をもたらします。もしも、薄暗い部屋で過ごしているのなら、今すぐ調光を上げたり、調色を変えて明るめのライティングにしてみましょう。自然光じゃなくたってもちろんOK。光は、抗うつ作用や鎮静効果が期待できる、最も手短なものなのです。
でも、日中はなるべくブラインドやカーテンを開け放って、降り注ぐ太陽の光の下で過ごすことがおすすめです。
02.冬場はガマンしなくてOK?チョコレートを食べる
食べ物だって、あなたの気分を盛り上げてくれる大切な要素。健康的でバランスの取れた食事は、このシーズンに限らず、一年中精神と肉体のバランスを整えるのに有益です。
なかでも、チョコレートは気分を向上させ、不安を和らげるのに最適なスイーツだって知ってましたか?他にも、甘いキャンディや炭水化物なども、一時的に気分を上げてはくれますが、チョコレートほどの持続性はありません。
やっぱりチョコが最適。もちろん、食べ過ぎにはご注意!
03.音楽を聴いてノリにノリまくる
音楽が、私たちの精神に大きな影響力を与えることは周知の事実。とにかく、ちょっとでもヘコんでいる時には音楽を聴くことです。
ミズーリ大学心理学者チームの研究によれば、アップテンポな曲を聴けば聴くほど、気分が高揚していく事実も明らかに。もちろん、そこにダンスが加われば…もう言うまでもありませんね。
04.趣味に没頭するなら
冬場がベストシーズン!
冬場がベストシーズン!
SADを引き起こす最も悪しき状態は、退屈さからだらけてしまう感情です。つまり、いつでもいろんなことに関心を持っていることは、精神だけでなく肉体的にも重要だってこと。
何か、新しい習い事を始めたり、投げ出してしまった以前の趣味を、もう一度始めてみるのもいいかも。何かに従事して夢中になることで、ワクワクを持続していきましょう!
05.
自分も救われる!社会貢献活動もGOOD
自分も救われる!
もはや、意外に思うことはないでしょう。ボランティアを始めとする事前事業活動を通して、思いやりの心は、誰かの救いになるだけではありません。そう、あなたを助けることにもなるのです。
地元の地域活動に参加すれば、他の人との交流ができるばかりか、家族や友だちだけの小さなソサエティから脱却できるチャンス!
06.積極的におしゃべりSNSよりもリアル優先
誰かと一緒にいることで、SADによる気分の乱高下を避けることができます。逆に孤立してばかりでは、自分から症状を悪化させているだけ。たとえ、短時間であっても、できるだけ社会とのつながりを持っていましょう。SNSではなくリアルな人々とのつながりが大事。
なかには、あなたと同じ症状に悩んでいる友だちがいるかもしれません。お互いに励まし合ったり、情報交換することは、少しも無駄じゃありませんよ。
07.
イメージだけで効果あり旅に出る計画を練る
イメージだけで効果あり
旅行って、実際に旅に出なくたって計画をしているだけでも、気分を盛り上げてくれる不思議なもの。エラスムス・ロッテルダム大学の社会学者は、休日の計画を立てるプロセスが、人々に幸福感を与えている事実に言及しています。
予算的に旅行が無理だったとしても、遠い異国の地に思いを馳せるのは、楽しいものです。
08.この時季でしか見れない
“自然の色”を堪能する
“自然の色”を堪能する
もちろん、外は真冬の寒さ。だからって、春になるまで部屋の中で動物のように冬眠している訳にもいきません。寒いからこそ、外に出るのです。
何よりもまず、外に出れば太陽の光があります。一面真っ白な雪の上に反射した、キラキラの大地を見たことがあるでしょう?
降り積もった雪の上を散歩することで、気分をリセットさせるばかりか、想像力を引き出すことにも役立つはずです。もちろん、なまった体に喝を入れることも!
09.
寒い・・・けど、30分のウォーキング
寒い・・・けど、
寒い日はとくに、ソファでゴロゴロしたい誘惑があるでしょう。ほんの30分でもいいから、そこで気分を奮い立たせて表に出る。寒い冬のアクティビティは、他シーズンの約2倍は効果があると思えるほどに、気分を向上させてくれるもの。
だけど、必要以上にジョギングしたり、エクササイズに励む必要はありません。ハーバード大医学部の調べでは、30分のウォーキングを週に5回行うことで、うつ症状が改善傾向に向かうことが判明ました。
10.体の熱を逃がさない
真冬の“ワンダーランド”を見つけようと、みな必死になるけれど、暖かさを保つことは何よりも重要。最終的に、寒さは心地よくは感じないし、不快さは不幸の始まり。
だから、とにかく屋外でも室内だろうと、重ね着して温かい飲み物とご飯で、ぬくぬくをキープすることは欠かせません。