雪国「新潟」生まれ、冬を最高に楽しむための「湯たんぽ」

エコで手軽な「温活」として、今、人気を高めているという「湯たんぽ」

湯たんぽって、昔からあるのに、意外とみんな持っていませんよね?でも、今年はぜひとも手に入れることをおすすめします。

だって、今年の冬は例年よりも寒くなるんですって……。それに、身体を温めると、ちょっとした不調が楽になったりいいことがたくさんあります。

なんだか気になってきたけど、実際どんな湯たんぽがあるのかわからない方へ。今回は、やたら説得力のある「雪国発のステンレス製」湯たんぽをご紹介します。

湯たんぽ本体もカバーも
すべてメイド・イン・ニイガタ!

寒くて震えているときに「これいいよ」って雪国生まれの人に勧められたアイテムがあったとしたら、それ、だいぶ説得力ありますよね。

この「FD STYLE 湯たんぽ」は、新潟で生まれました。新潟といえば全国有数の豪雪地帯。その新潟からやって来たっていうんだから、もうこの時点で間違いなさそうです。

ステンレス製の本体は、燕市で、一つひとつ職人の手によって作られています。

独自のビート(凹凸)形状をもたせてあるのは、温度変化による本体の変形を抑えるため。また、お湯を入れたときでもキャップが閉めやすいようステンレスワイヤーの取っ手付きです。

本体もカバーも新潟の地場産業によって作られた「FD STYLE 湯たんぽ」
©2020 NEW STANDARD

一方のカバーも新潟で作られているんですが、こちらは今年、これまでカバーを作っていた工場の突然の廃業によりリニューアル。今年からは、長岡市栃尾「白倉ニット」が手がけています。

太いゲージ編みのニットセーターのような旧デザインも素敵だったのですが(在庫限りで販売中です)、新しくなったウールのカバーにも魅力とこだわりがたくさん。

ニットを筒状に一体成型できる編機で編む「ホールガーメント方式」を採用して、これまで出てしまっていたカットロスをなくしたり、以前は安全への配慮から付けていた裏地を、縮絨という加工をすることで網目を収縮させ、なくても安全性を確保できるように仕上げたり。

この独特の風合いふわふわとしたフェルトのような質感も、縮絨加工を施したことによって網目が詰まり、繊維が絡み合うことで生まれるんだそうですよ。

本体もカバーも新潟の地場産業によって作られた「FD STYLE 湯たんぽ」、コンパクトでアウトドアにも最適
©2020 NEW STANDARD

そして、この別々の地域で作られる本体とカバーをつないだのは、新潟市にある「エフディー」という工業デザイン事務所。

県内の地場産業を、地域のデザイナーが結びつけることで魅力のある商品を開発することと、その商品が世に出ることによって作り手にスポットが当たり、下請けの企業ではなかなか感じる機会の少ない「収益以外のやりがい」を感じてもらえるのではないかと企画したんだそうです。

通常であれば隣り合う地域であっても、地場産業同士のつながりは薄く、閉塞的なもの。つまりこの湯たんぽは、 デザインやデザイナーの存在が、産地間の垣根を取り払う力となることを実証したプロダクトでもあるわけです。

デザインの力って、無限大だな〜(月並みな感想ですみません)。

ちなみに、コンパクトでどこにでも持っていけそうだから、室内で使うだけではもったいないかな?と考えていたら、アウトドア用のバーナーを使って直接温められることも発覚。デザインもイケてて、機能的。これは、積極的にキャンプなどにも連れ出さないとですね!

そんな、新潟発の湯たんぽは「FD STYLE」のオンラインショップなどから購入できます。

湯たんぽを正しく使って
快適な冬にしよう

老若男女、「冷え」は万病の元。

寒い季節に「湯たんぽ」は、冷えから体を守ってくれる心強いアイテムですが、誤った使い方をすると、低温やけどや水漏れなどのトラブルにつながってしまうことも。各商品によって、適量と適温の説明書きがあるので、それをよく読んで、正しく使うことが肝心です。

また、せっかくお気に入りの湯たんぽを見つけたのなら、できるだけ長く使いたいもの。シーズンオフになって収納するときには、しっかり乾燥させて、雑菌やサビなどの発生を防いであげてくださいね。

Top image: © 2020 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。