世界中のサーファーが涙。持ち運べる「バスタブ」がついに登場!

真冬の海に何時間も浸かり波を待つサーファーたち。いくらウェットスーツの防寒性能が向上しているとはいえ、濡れた体で陸に上がれば、寒さが身にしみます。そんな波乗りの魅力に取り憑かれた人たちに朗報です。凍えた体を芯から温めるアイテムがありました。持ち運び自在の簡易風呂!

海から上がって、
その場でドボン!

スクリーンショット 2016-01-04 13.16.15

要するに、浜辺に簡易的にお風呂をつくって暖を取ろうというものなんですが、お湯を焚いてそのままドボン。こんな誰もが思いつきそうだけど、現実できなかった感涙アイテムが、持ち運びできるなんて…「イエス!」思わず拳を握ってしまうのでは。

collapsiblehottab160104-04

すでにアメリカで発売されている、こちらのポータブル・バスタブ。金額から紹介すると、折りたたみ式のバスタブと給湯コイルがセットになって700ドル(約83,300円)。どうです? これ、完全に手が届く範囲ですよね。

ビニールプールを
熱サイフォンで温める

スクリーンショット 2016-01-04 15.10.37

スクリーンショット 2016-01-04 13.14.53

原理はいたってカンタン。汲み上げた水がこの銀のゴムホースのような専用コイルの中を通ることで熱せられ、バスタブ全体が温まっていく仕組み。このコイルの正体は、厚さ1.25ミリのステンレス鋼。これをプロパンガスの熱、もしくは直接薪で温めていくことで、熱サイフォン式に浴槽内の温かい水と冷たい水が循環させ、全体を温めていきます。

メーカーの説明によると、水温が40度〜50度に達するのに約3時間半かかるようです。これを逆算して海に入れば、上がった瞬間に温かお風呂にドボン!

スクリーンショット 2016-01-04 13.14.30

キットの総重量はおよそ20キロ、バスタブ部の容量は約850リットル。多少窮屈ですけど、大人5人が腰を付けて肩までお湯に浸かることが可能だそう。
では、どうやって専用バスタブに水を張っていくかというと…そこは、まさかの手動(笑)というか、専用の付属ツールがありません。代わりに彼らがおすすめしているのが、ハウスの灌漑や池の給水などで使用する高圧の軽量ポンプ。日本の大手メーカーのものでも5万円〜7万円。一応、この価格も加味しておかないと、宝の持ち腐れなんてことにもなりかねませんね。

場所を選ばず
温か〜いお風呂を満喫

スクリーンショット 2016-01-04 13.22.43

スクリーンショット 2016-01-04 13.14.05

もちろん、ポータブル・ホットタブはサーファーだけの楽しみではありません。たとえばツーリングの最中、絶景を独り占めして簡易露天風呂を満喫。他にも、活躍必至はキャンプ場でしょう。キャンプ中って、お風呂の問題が結構ネックになったりしますよね。このホットタブなら、大自然の中で温か〜いひとときが楽しめること間違いなし!ただし、公共の場では水着の着用忘れずに。

スクリーンショット 2016-01-04 13.13.53

もちろん夏場は、庭やバルコニーでビニールプールとしても◎。ポートランドのアウトドアメーカー「THE ORIGINAL NOMAD」 が制作したこの製品の詳細はこちらから。

Licensed material used with permission by THE ORIGINAL NOMAD

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。