サーファーたちが居ても立ってもいられなくなる「雲」が出現!

写真はニュージーランド北島にある町パーマストン・ノースで撮影されたもの。よ〜く見て欲しい。駐車場の奥建物の屋根の向こうに出現したBIG WAVE。いったい、どうなっちゃってるの!?

じつはこの妙なかたちの雲、地元では“breaking wave clouds”と呼ばれていて、ごくまれに目にするレアな雲だとか。この朝たまたま撮影に成功したCarl Gadsbyさんは、写真を地元の気象情報メディア「MetService News」に投稿。

しばらくすると、気象学者の的確な答えが返ってきたそうです。はたして、この雲の正体は…?

不安定な大気が生み出す
大きな波のうねり

なんでも、密度の異なる大気の層の流れが起こる場所でこの現象が発生するそうで、流体力学では「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性」と言うんだそう。この日、くだけ波のようにもノコギリの刃にも見えるこの雲が発生する条件(安定した風が吹き、湿り気がある)が整っていたことで、貴重な雲が出現したようですよ。

ちなみにこの雲、条件さえあえば日本の空でも見ることができるようで、InstagramやYouTubeにもいくつか目撃例が載っていました。

見上げた空にこんなBIG WAVEがあったら、サーファーでなくともコーフンするでしょ。

Reference:MetService News
Licensed material used with permission by Carl Gadsby
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。