エマ・ワトソンがオックスフォード大学の客員研究員に選ばれる
女優業のかたわら、米アイビーリーグの名門校ブラウン大学を2014年5月に卒業したイギリス人女優エマ・ワトソン。彼女が英オックスフォード大学のカレッジのひとつ、レディ・マーガレット・ホール(LMH)の客員研究員に選出された、とイギリスでは大きな話題になっています。
学術的コミュニティと
文化的「架け橋」を期待されて
これまで、国連女性機関の親善大使として、女性が教育を受ける権利の拡充を訴えたり、2015年には世界経済フォーラムにおいて、「ジェンダーの平等」を世界に向けて呼びかけるなど、女優業の他にも精力的に活動を続けてきたエマ・ワトソン。
今回の客員研究員へお声がかかったのも、そうした彼女の幅広い活動が認められてのことでしょう。
大学側の発表によれば、彼女の他にさまざまな分野で活躍する10名(合計11名)を選出されました。メンバーのなかには、俳優のベネディクト・カンバーバッチ、『ブリジット・ジョーンズの日記』など代表作多数の映画監督ビーバン・キドロン、さらには音楽界からペット・ショップ・ボーイズのニール・テナント。他にも、警察官や裁判所判事、医師、小説家、刺繍アーティスト、クラリネット奏者など、選出は多岐にわたり、バラエティに飛んだメンバーが集まりました。
同校のAlan Rusbridger学校長は「The Guardian」に、選出の理由をこう説明しています。
「さまざまな分野で活躍する人々に参加してもらうことで、私たちの学術的なコミュニティと彼らが活躍する分野との架け橋になってくれると期待しています」
カフェテリアで
一緒にランチもある!かも。
では、実際エマたち客員研究員に託される仕事とは、どういったものなのでしょう。LMHが公式に伝えているところによると、約700人の学生たちとの対話やディベート、さらには講演会やセミナー、アウトリーチプログラムを設けて、学生たちとの相互作用やコラボレーションを実現したいと考えているようです。
定期的に学校を訪問し、学生たちと食事を楽しんだり、非公式にコミュニティを広めていくことも可能なんだとか。これは貴重な体験、うらやましい!
きっと学生たちの想像を超える刺激的な授業が待っているんでしょうね。学生たちの文化的教養を、彼ら11人の研究員とともに高めていくことがゴールなんだそうですよ。