欧州の「サイクリング環境」がさらに進化。自転車通勤手当に専用高速道路まで!

自転車先進国と呼ばれる国が多いヨーロッパ。2016年1月にドイツで自転車専用高速道路が開通したことは記憶に新しいですが、そのほかにも続々と始まりつつある新しい取り組みが注目されています!

自転車で通勤するだけで、
手当が貰える!?

2016年2月29日の「The Guardian」紙によれば、イタリアのマリオ・マントヴァーニ地方議員が、ミラノを対象にした自転車手当の予算申請をする予定。ミラノはとくに大気汚染が深刻化している都市として知られており、過去には街の空気が人体に有害なレベルに達したと判断され、期間限定ではあるものの、交通規制がかかったことがあります。

そこで、自転車通勤を推奨して排気ガスを削減しようというのがこの取り組みの目的。

同紙にあるマントヴァーニ議員のコメントによれば、アプリケーションによって走行距離を計測し、距離に応じて手当を支払うとのこと。誤差は許容範囲にあるようです。

フランスで前例あり。

なお、この制度は2014年に試験導入されたフランスの事例がもと。特定の企業に務める従業員に対し、1kmあたり日本円にして1円未満と少額ながらも、金銭が支給される仕組みに。

気になるのはその結果ですが、残念ながら参加者は8,000人中数百人に留まりました。「Better By Bicycle」の調査によれば、全体の60%は関心を寄せていたにも関わらず、“検討中”の姿勢。

これについて、専門家たちはまず駐輪場やシャワー室など、サイクリストにとって必要な設備を整えることが重要であると指摘。さらに、実際に走る道路が少しでも快適であるよう、改善を進めるのが先決だと見解を示しています。

ノルウェーが巨額を投資?
「スーパーサイクルパス」

たしかに、いくらお金が貰えるからといって、不便では意味がありません。そこで、ドイツに次いで自転車専用高速道路への設備投資を予定しているのがノルウェーです。

2016年3月3日の「City Lab」によれば、「Super Cycle Path」と呼ばれる自転車専用高速道路構想に、日本円にして1,000億円超の予算が投入される模様。排気ガスを半減させるために、同国にある9つの主要都市を行き来する、2車線の広い通路を10本つくるとか。

速度制限は、30-40kmを想定。交通事故を防ぐためのルールづくりなど課題もありそうですが、これによって、自転車が高速、かつ安全に走行できるようになれば、石油燃料を使用する車よりも健康的で、なにより便利な移動手段として広く用いられる可能性があります。

専用道路があるなら
自転車通勤もラクちんかも!

VG News」はデンマークにある自転車専用道路を紹介しています。走行しやすく整ったアスファルトの路面や、LEDライトによる誘導灯、信号で停まる必要がない道。もしもそんな環境が勤務先付近まで続いていたらと考えると魅力的ですよね。さらに、手当まで貰えるとなれば尚更かもしれませんね。

日本でも、仕事先まで自転車で行く人が増えてきているように感じます。そんな中、自転車大国とも言われるオランダでは、自転車通勤にも手当が出るなどますます優遇さ...
建設されればされるほど、環境に優しい街が形成されていく。建築家Richard Moretaさんがデザインしたのは、ゼロエミッション化を実現する街づくりの第...
アムステルダムで考案された、「自転車」と「環境」をかけ合わせたプロジェクト。自転車のペダルを漕ぐと、再生可能エネルギーを生産できるというもの。
「CLIP」はニューヨークのスタートアップが開発した、取り外し可能な自転車の「電動アシストツール」。使い方はカンタンで、前輪のフレームにハメるだけ。
「Snapchat」がユーザーのメンタルヘルスをサポートする機能「Here for you」のローンチを発表。