【R18のキャンプイベント】仕事の話やデジタル機器は一切禁止!(アメリカ)
「Camp Grounded」は、18歳未満が立ち入ることのできない、大人のためにあるキャンプイベント。そのコンセプトは、“小さいころに行った懐かしのサマーキャンプ”を再現することだそうです。
オーガナイズするのは「デジタル・デトックス」社。目的のひとつはその社名にある通りですが、デジタルだけには留まらないデトックスの内容が人気の様子。要とも言えるルールを見てみましょう。
ルール1
デジタル機器は入り口で回収!
入り口で待ち構えているのは、白い防護服を身に纏ったスタッフたち。一体何!?
これは、入口で行われるテックチェック。生命維持に必要な装置など例外を除き、身に着けているデバイスの類はこの場で回収!デジカメもダメです。写真を撮りたい人は、インスタントカメラなど、アナログであれば使用OK。
ちなみに、緊急時の連絡については、別途連絡先が用意されるため、事前に家族や友達、職場に共有しておく仕組みだそう。準備ができたら中へ!
ルール2
時間を忘れろ
イベントの最中は、時計を使いません。画像に書かれているとおり、時刻はちょうど「なう!」というワケ。
明るくなったら目を覚まし、満点の星空を仰いで眠るといった具合に、無理のないスケジュールの中、アラームが鳴らない生活を送ります。
ルール3
仕事の話は一切ナシ
webサイトには「ここはコネクションを作るための場所ではありません」と明記されています。
たしかに、日常から離れようというのに自己紹介で仕事の話からなんてのは、野暮かも。
ルール4
年齢は関係ない(大人なら)
みんなでっかい子どもなのです!とのこと。恋に落ちたり、アドバイスを受けたり、こっそり秘密を打ち明けたり、一緒に遊んだりするときに年齢なんて考えるべからず。
ルール5
お酒やドラッグは禁止
わざわざドラッグについて言及しているあたり、海外ならではでしょうか。気が散る原因は一掃して生きる歓びを味わおうというのが主眼にあるため、とにかく酔っ払わずに楽しもうよってことですね。Q&Aにはこんな説明も。
「小さい頃に行ったサマーキャンプで、お酒なんて飲まなかったでしょう?」。
ルール6
参加できるのは大人だけ
子どもを連れて行ってもいいの?なんて質問があるようですが、あくまで18歳以上であることが参加条件です。なぜなら「大人のためにつくられたサマーキャンプ」だから。ペットの同行も禁止。
ルール7
ライトやサイリウムを
持ち込んではいけない
自然の中では、目を休ませることも大切。そのため、運営側は照明の量についても制限を設けており、参加者にも協力を呼びかけています。
これだけ制限があると、地味な催しなのでは?と思いますよね。ところがどっこい。
アクティビティは40種類以上
アーチェリーやウォータースポーツ、陣取り合戦などレクリエーションのほか、シルクスクリーンプリントや木製スプーンづくりなどの手工芸体験、音楽、ダンス、アート、マッサージ、さらにはマッチングイベントまでと幅がとても広い!
有名アーティストが出るわけではなく、参加者がみんな同じ立場という点がミソ。VIPもバックステージもありませんが、どれも気軽に参加できて盛り上がりそうなものばかりです。
中にはタイプライターを使ったクリエイティブ・ライティングなど、デスクワークに近いものもあります。が、自然をまえにして自分のペースで文字を打つと、ラップトップで作業するのとは違って心地が良いのだとか。
フードもめちゃ魅力的!
お肉も菜食メニューも準備万端。健康的なメニューを取り揃えているようです。見てるだけで、お腹が空いてきますね。
2016年5月から10月にかけて、ニューヨーク、北カリフォルニア、ノースカロライナ、テキサス周辺の大自然の中で開催されるこちらのイベント。価格は、3日間のチケットが645-695ドル。日本円にしておよそ7万円以上かかりますが、設備の充実した本格的なデトックスキャンプに身を投じたい人にとっては、魅力の宝庫かもしれません。
下の動画で実際の様子が確認できるのでチェックしてみてね。行ってみたい!