今さら聞けない!デジタルディバイドとは?

インターネットの発展により社会の豊かさを噛みしめる今日この頃。
何か困ったことがあればスマホを使ってすぐに情報を得ることができる。

しかし、その裏側で「デジタルディバイド」という社会問題が生まれ、地域間や国際間の格差は広がっていった。

この記事では、デジタルディバイドの意味や種類について解説しながら、デジタルディバイドによって引き起こされる社会問題についても紹介したい。

デジタルディバイドとは?

©iStock.com/LumiNola

デジタルディバイド(Digital Divide)とは、総務省の公開にしている資料は以下のように説明している。

 デジタル・ディバイドとは、「インターネットやパ ソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できな い者との間に生じる格差 」のことをいう。

簡単にいってしまえば、インターネットの発達によって生まれた情報格差のこと。「デジタルデバイド」と表記されることも。

例えば、若い世代はスマートフォンやPCなどの機器を駆使して、あらゆる情報を手に入れることができる。それに対し、高齢者の方のなかにはこうした機器をうまく使いこなすことができない方も一定数いるため、情報弱者になってしまうことがある。このような年代による情報格差もデジタルディバイドの一つだ。

デジタルディバイドの種類

©iStock.com/yucelyilmaz

個人間・集団間デジタルディバイド

前述した、年代によって生まれる情報格差もこの個人間・集団間デジタルディバイドの一つ。他にも、性別や学歴、年収などの条件からデジタル機器の利用機会に格差をが生まれることで発生する。

国際間デジタルディバイド

発展途上国の中には、まだまだインターネットの普及が進んでおらず、デジタル機器を手にする機会がなかなかない国も多くある。こうした発展途上国と先進国の間に生まれる、デジタルから得られる情報量の格差を国際間デジタルディバイスと呼ぶ。2017年に発表されたUnicefのレポートによるとアフリカに住む若者の5人に3人はインターネットのない環境に暮らしているそう。

デジタルディバイドによって引き起こされる問題

教育格差

最近では、コロナウイルスの流行により多くの大学はオンラインでの授業を行うようになった。しかし、なかには十分なインターネット環境を持っていない学生もおり、学習環境に格差が生まれ、受ける教育の格差を生んでいる。

また、現代ではインターネットからあらゆる情報を得られるようになったからこそ、デジタル格差による教育機会の格差も生まれている。この格差は、国際間でも起きており、途上国への支援も進められている。

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高齢者の孤立

前述している通り、年代によってデジタルへの接触頻度は異なり、高齢者のその頻度は低く、若者と比べデジタル機器を使いこなせない方も多い。つまり、若者が最先端の情報をオンラインから得ている一方、高齢者の情報はテレビやラジオからのものに限定されてしまいがち。例えば、オンラインからしか申請のできない申し込みがあったときに、高齢者は取り残されてしまうということが現に起きているのだ。

貧富の差の拡大

インターネットでは、あらゆる情報を得ることができ、そのなかには求人情報やビジネスににつながるような情報もある。また、SNSでのつながりによって新たなビジネスパートナーをみつけることもある。インターネットを使えないということは、こうした機会を逃しているともいえるのだ。

まとめ

インターネットの普及やIT技術の進化によって私たちの生活が豊かになっていることに間違いはない。ただ、それによるデジタルディバイドやデジタルタトゥーなどの弊害もあるということをしっかりと認識していきたい。

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