アフリカで暮らす若者の5人に3人。この数字が意味するものとは。

5人に3人。これはUnicefのレポートで発表された、アフリカでインターネットがない環境に暮らしている若年層の割合です。だからこそ、この“コンピューター”が作られたのだとか。

アフリカと世界を繋ぐ
「ポリタンク」

ナイジェリアなどと国境を接するチャド共和国の「WenakLabs」という団体が作り出したのは、コンピューター。制作にあたって、彼らは捨てられたテレビやパソコンから、すべての素材を見つけているようです。

例えば上の写真の場合では、廃棄されていたポリタンクの中に、ゴミ捨て場から回収した半導体などが入れられています。

冒頭でもふれましたが、アフリカの若年層の約60%はオフラインで生活をしています。もちろん、ラゴスやケープタウンといった急成長している都市があるのも事実。ですが、インターネットが普及した社会から、知らず識らずのうちに彼らは取り残されてしまっているのかもしれません。

だからこそ、「WenakLabs」はアフリカと世界を繋ぐコンピューターを作り出して、デジタルデバイドを解消しようとしたのでしょう。

問題解決のために、個人レベルで僕たちが行動を起こすのは難しいことだけど、アフリカのインターネット環境のことも、最低限の知識として知っておくべきなのかもしれません。

Reference:Unicef
Licensed material used with permission by WenakLabs
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。