「だまし絵」の力で街に活気を取りもどす壁画アーティスト(フランス)

欧米では古い建物を壊すのではなく、中をリノベーションして長く使用します。アメリカ、特にニューヨークでは第二次大戦前に作られた建物や不動産を「Pre-war」と呼び、今も人が住むなど大切にしているのです。

壊すのではなく、活かす。そんな作品をフランス各地で作り出しているのは、アーティストのPatrick Commecyさん。年代物の家や建物にフレスコ画を描くというものですが、そのビフォーアフターには驚くばかり!

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1978年から、300以上も描いてきたというPatrickさん。トロンプルイユ(フランス語で『だまし絵』)を使って、企業のビルやマンション、家の壁などを賑やかに変えてきました。よーく見ると、歴史上の偉人や有名人、SF映画のキャラクターまで描かれています。その土地の特徴や名産も絵の中に盛りこまれているんですよ。

おかげで会社のブランドイメージが上がったり、絵を見るためにわざわざ町を訪れる人が増えるなど、うれしい効果が報告されているのだとか。彼のサイトには細かい部分までズームできる機能がついているので、気になった人はこちらからチェックを。

日本でも直島や金沢など、アートを使った町おこしがありますが、こんなフランスのスタイルも素敵ですね。

Licensed material used with permission by Patrick Commecy
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。