リトアニアには、交差点に進入すると消えてしまう「トロリーバス」があるらしい
ガソリンではなく電気を動力として走るトロリーバスは、鉄道の一種として区分されるユニークな乗り物。かつては東京、大阪、名古屋など大都市で見られたが、現在は立山黒部アルペンルートのみを残し、市街地を走る路線はすべて廃止されている。
しかし海外、特に道幅が広く車が比較的少ない旧社会主義国の都市では、今なお現役バリバリ。ここリトアニアの首都ヴィリニュスでもそうだ。しかも、中には一風変わったデザインのものもあるらしい。
風景に「溶け込みすぎる」
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/50336/b6f16866604605a3cd98c04dddc4b5f610208ae3.jpg)
そのトロリーバスはアーティストのLiudas Parulskisが手がけたもの。現段階では上の通りなんの変哲もないデザインだが、ここから様子が変貌していく。出来上がるのは、風景に溶け込みすぎるトロリーバスだ。
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/50338/a08f2d3f3f85b7fbf16ef71fea32ac071a8adbee.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/50334/eb185ecae7e77d975efc8e91075c3df113ddf031.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/50369/3bacea34b2effeeeb6fc87a0b20a75f4916f0161.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/50370/54530b9ece05bbf2fd201c3b02a8f77dd0fea002.jpg)
完成。
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/50340/5a28452a496ee983beca92429ad741b5bf2d2423.jpg)
車体に風景を描くことで、見事に交差点で消えている。こんなデザイン見たことない。
「BoredPanda」によると、旧社会主義の名残を受け、様々な文化や宗教が交錯するヴィリニュスはアーティストのインスピレーションを喚起する街。彼の今回の作品も創造性に溢れており、ありふれた日常を新しい形で見せてくれる。ちなみに、中央に描かれたオオカミはこの街のシンボルなのだとか。
Reference:BoredPanda
Licensed material used with permission by Vieta