重量5kgと聞いてなお、キャンプに連れていきたい「ピザ用クッカー」

こんがりふっくら生地が焼けて、ふつふつチーズがとろけていく。石窯からもれてくるちょっぴりスモーキーな薪のにおいに食欲はさらに増幅する。
焼きたてピザよりほかに心おどる料理があるだろか。というくらいピザを愛してやまない人は、決して少なくありません。

あの味は、ピザ窯あってはじめて成立する。たしかにそうかもしれません。でもね、この「IRONATE」には、期待せずにはいられない何かがある。アウトドア料理に目がない人や、キャンプ好きなら尚のこと。

石窯でつくる味を
本格再現した、ピザ用鍋

そもそも、なぜ窯で焼くピザがおいしいのかといえば、食材を直接焼くのではなく、余熱で焼きあげるから。熱風が瞬間的に食材を包み込むことで、旨みや水分を逃すことなく、均一に焼き上げることができるからです。
近年、この石窯の原理を応用した家庭用オーブンも登場してはいますが、味にうるさいピザ好きを満足させるのは、なかなかに難しいようで。

そこでIRONATE。

石窯も最新式のオーブンもなくたって、この仕上がりです。聞けば家庭用のガスコンロでもこんがりふっくらピザが焼け、調理時間もたったの3分程度だとか。

「Tale Impossibile!(そんなの無理だって!)」

なんて肩をすくめるイタリア人を想像してしまいますが、以下に紹介する動画を見れば、それがデタラメでないことが分かってもらえるはず。

“石窯風”を再現するために開発された、薄く熱伝導をよくした特注の鉄鍋。前述のとおり、家庭用ガスコンロ(IHも可)の火力にも対応するよう設計されたもの。けれど、直径25センチ(宅配ピザでいうところのMサイズ)を焼き上げる薄い平鍋は、重さもも5kgにとどまり、場所もとらない(多分)。おまけに専用の木箱に入れて持ち運びもラクラク(そうであってほしい)。

ならば、活躍の場を家だけに限定する必要はなし。

外ピザがやりたい!
その夢、叶えます

例えば、こんな感じにアウトドアの直火でいかがでしょう。薪を燃やせば直火でおおよそ230〜250℃にはなります。ここにIRONATEを10分ほど火にかければ、鍋の温度は400℃近くにまで上昇。

高温に熱された鉄鍋とフタで上下から生地を閉じ込めることで、石窯の炉床と同じ環境をつくり出すわけです。これが仕掛け。ビール片手に、焼き上がりまでのしばしの時間を楽しむ。これからのシーズンに最高じゃありませんか。

そうそう、グリルパンとしても活用できるので、余分に調理道具を持たずとも、これさえあれば“アウトドアめし”が自在に楽しめてしまいます。

159ドルならば、手の届かないこともない。公式サイトからどうぞ。懸念点を挙げるとすれば、5kgの重量を考慮した輸送費くらいなもの。秋のキャンプの主役になれるはず!

Reference: IRONATE
Top image: © IRONATE
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。