睡眠の質を高めるなら「秋」。その4つの理由
日本人は「あまり寝ない国民」と言われています。季節の関係で、なかなか寝付けなかったり、寝ていても疲れが取れない、ということはありませんか?
睡眠は、体の機能を整えるのに大切なものにもかかわらず、どうしても疎かにされがちです。そこで、乱れた睡眠習慣を改善する一番良い季節が「秋」と言われている4つの理由をお伝えします。
01.
気候が安定しているので
睡眠改善のチャンス
夏は夜でも気温が高いため「寝つきが悪い」「寝苦しい」と途中で起きてしまうことも。一方で冬になると、夏とは逆に体が冷えてしまって、朝起きても「寝足りない」ことがあります。
秋は気候が安定しているので、そもそも睡眠改善に適した季節なのです。
02.
秋の夜長が
睡眠と覚醒のメリハリに
「秋の夜長」と言われるように、夏に比べて日照時間が少しずつ短くなります。そう効果で、覚醒と睡眠を切り替えてくれる「メラトニン」という睡眠ホルモンが出やすくなり、睡眠改善を促します。
しっかりと朝日を浴びて、体内時計をリセットしましょう。
03.
秋は環境の変化が少ない
春と違って、新学期や新生活のような社会環境の変化が少ないのも特徴です。気候的に過ごしやすいだけでなく、精神的な負担が軽いことも、睡眠改善に良い季節と言われる理由です。
04.
食欲の秋
「食欲の秋」と言われるくらい、食材も豊富です。睡眠ホルモンのメラトニンは「セロトニン」と呼ばれる心身の安定や、心をリラックスに関わる物質からできます。
そしてこのセロトニンは、アミノ酸の「トリプトファン」が材料で、肉や魚、乳製品、卵、大豆製品などのタンパク質に多く含まれます。忙しい方は、お味噌汁をいただくだけでも大豆のタンパク質で、睡眠の質が改善されるでしょう。心地よい眠りのためにも、食事にちょっとだけでも気をつかってみましょう。