身近な日常が、特別美しく見える。テリ・ワイフェンバックの写真を見に行こう。※10月20日〜

もっと何か言えることがあるはずだと思われても仕方がないのだけれど、一言で言うと“超ステキ”な写真テリ・ワイフェンバックの写真が10月20日から目黒ブリッツ・ギャラリーに展示される。

©Terri Weifenbach
©Terri Weifenbach
©Terri Weifenbach
©Terri Weifenbach

試しに他の作品もググってみて。主な被写体は草花や動物などの自然。しかも、そのへんの道や庭で見られる身近な動植物だ。何か突飛なモノや瞬間を撮影しているわけではないし、その多くはボケを使った写真。つまり、よくある風景をよくある撮り方で捉えている。なのに、ひとたび見れば魅了されてしまう。

彼女の作品は不思議だ。ノスタルジックでいて明るく、鮮明だけど優しい。じっと見つめれば見応えはあるし、ずっとみていても飽きない。部屋の隅っこにある姿が視界にほんの少し入り込むくらいでも心地いい。何の変哲もない風景の穏やかさや温かみが個性として際立っていて、身近な日常に特別な美しさを感じてしまう。作品を並べて見ると、その感覚がより強調されて見えてくるかもしれない。

ワイフェンバックは、米国人の女性写真家。興味のある人は作品集もチェックしてみよう。装丁が丁寧に作り込まれており、その多くがコレクターズアイテム化している。少々値が張るし、プレミアがついていてビックリすることもあるのだけど、どれも大切に持っていたいと思わせるようなものばかりだ。作品のポストカードをお気に入りの額に入れて置くだけでも場が華やぐ。この機会に一枚飾ってみてはどうだろう。

忙しい日常のなかでも、
自然を意識して欲しい。

さて、このたび開催される展示「As the Crows Flies」は、彼女と同世代で長年の友人である写真家ウィリアム・ウィリーとの発案で実現した二人展だ。忙しい現代生活の中、身の回りにある自然や動植物の存在に意識的に接して欲しいという思いがあり、そのきっかけを提示する。

ウィリーは彼女と同じく自然を愛する人物。ふたりの作風はカラーとモノクロで違うけれど、ともに撮影対象は植物や自然風景である。

©William Wylie
©William Wylie
©William Wylie
©William Wylie

そのほか詳しい情報はコチラから。

【開催概要】
■展示
「As the Crow Flies」
テリ・ワイフェンバック & ウィリアム・ウィリー
■会期
2016年10月20日(木)~ 12月17日(土)
■営業時間
13:00-18:00
■休廊
日・月曜日
■入場料
無料
■場所
ブリッツ・ギャラリー
〒153-0064 東京都目黒区下目黒6-20-29(Google Map

Licensed material used with permission by ブリッツ・ギャラリー
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。