日本にいながら実感できる「リアル・ポートランド」

自由と自然が共存する「バラの都市」。毎週500人が移住する住みたい街全米No.1。DIYでクリエイティブ。サードウェーブコーヒー。etc...

さまざまなキーワードを伴って、日本でも何かとポートランドが取り上げられているけれど、リアルなポートランドって本当のところどうなんでしょう?

DIYでクリエイティブでコーヒーだけじゃないポートランドを再発見するのなら、ポートランダーに聞くのが一番早い!

今回コーディネーターを務めてくれたジェフリー。世界中を旅し、ポートランドに移住して20年。いまや立派なローカルの彼に、ポートランドのリアルについて聞きました。

「それで、最近どう?」

アメリカで一番住みやすい街
今はどうなの?

ジェフリーによると、数年前と比べてポートランドの家賃は急速に上昇傾向にあるよう。

「いま僕は友人が購入した家にシェアメイトとして住んでるんだけど、 1年間で3〜4割ほど資産価値が上昇したみたいだね。以前のポートランドではコーヒーショップで働きながらバンドをやって暮らすようなインディペンデントなライフスタイルも多かったんだけど、最近は難しくなってきたよね。シェアハウスの審査も厳しくなってきて、HOUSING CRISIS(住宅危機)として報道されたりもしているよ」

ローカルに人気の
カフェってどこ?

日本でも定番になりつつあるサードウェーブコーヒー。地元の有名店が『Coava Coffee』。ポートランドの中でもいち早く自家焙煎の豆を使用し、一杯ずつ淹れるスタイルのコーヒーを提供しはじめたことで知られています。ここでは客のほとんどがローカルの人たち。

「ここのコーヒーは最高だよ!でも最近ハマってるのがこの『Pip's Original Doughnuts & Chai』さ。ひとくちサイズの揚げたてのドーナツに、色んな茶葉やスパイスをミックスしたチャイがとてもよく合うんだ!コーヒー以外もみんな楽しんでるよ」

変わったビールも多いよね?

コーヒーと並んでポートランダーが愛してやまないのが、クラフトビール。市内に59ヶ所ものブリュワリー(醸造所)が存在し、それぞれが個性溢れるビールを作っています。
「なんでも”自分たちでやろう”というマインドが強いのが、ポートランダーだね。その気質は、ビールだけじゃない。多くのブランドやメーカーがこの街に工場を構えてる。気質と文化が紐付いてるトコなんだ」

アウトドアといえば
最近はキノコ狩り???

STUMP TOWN(切り株の街)とも呼ばれるほどに森深いポートランド。かつての主要産業は林業で、今でも森林の多くを林業会社が所有しており、街から少し離れるとアメリカの大自然が広がっている。

コロンビア川と氷河が作った渓谷、標高3429メートルのMt.フッド、通称オレゴン富士がそびえ立ち、フライフィッシングやキノコ狩り、本格的な登山まで、アウトドアのアクティビティなら何でもできる環境がある。

ダウンタウンに旗艦店を構えるアウトドアブーツメーカー、『Danner』は日本でも人気のポートランドブランドのひとつ。空港の近くにも“Danner Factory Store”があり、アウトレット製品を気楽に手に入れることが可能!

やっぱり環境への意識が高いの?

環境への意識が高いポートランドでは、市内ではオーガニックスーパーやレストランもたくさん。オーガニックスーパーの敷地でこの街らしい、一風変わった取り組みのひとつを見つけました。

それが、Food Not Lawn。
「アメリカの庭によく植えられている芝生の代わりに、食べられる植物を植えようという取り組み。元は“Food Not Bombs”というホームレスや生活困窮者に食事を提供していたボランティア運動から派生したんだ。市民たちが主体的に街づくりや社会に関わっていく気風が昔から根付いている街なんだよね」

尖った人たちが多いよね?

レコード屋の前には地元のバンドたちのフライヤーがびっしり貼られ、パンクやハードコアなステッカーは街のあちこちで見かけることができます。

街に溢れるカウンターカルチャー(既存の文化や体制を否定し、それに敵対する文化)。ここは、”ありきたりの生活”を選ばない人たちが選ぶ街、なのかもしれません。

多様性、自主性。ひとつの視点だけでは語れない懐の深い場所。ここからは、ポートランドの様々な表情をさらにクローズアップしていきます。

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