【世界初】アマゾンの熱帯雨林でプロジェクションマッピング

すでに日本でも完全に市民権を得た「プロジェクションマッピング」。駅や寺社、水族館などあらゆるものを活かした作品を多く目にしてきたが、さすがにこんなテーマは初めて。

ITを積極的に活用する
「スルイ族」

アマゾンの熱帯雨林に投影されるのは、ブラジル北西部に暮らす先住民「スルイ族」の顔。フランスの写真家兼アーティストPhilippe Echarouxが首長から依頼を受けて制作したもので、「アマゾンの木を切り倒すことは、スルイ族を滅ぼすことと同義」というメッセージが込められている。

ところで、もしかするとアマゾンの先住民とプロジェクションマッピングとの組み合わせに、どこか違和感を覚えた人もいるかもしれない。

「Google for Nonprofits」によると、スルイ族は1969年に初めて外部の人間と接触。文明との出会いは疫病や森林破壊のきっかけにもなってしまったが、後々彼らの文化保存を支援することに。熱帯雨林の保護や生活様式を保つ手段として「Google Earth」を用いるなど、ITを積極的に活用している部族なのだとか。

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