坂道もグイグイ登る。電動スケボー「BLINK」の進化がすごい

スケートボードは、他の乗り物には真似できない圧倒的な機動力が魅力。とくに街中では、自転車では人が多くて移動が大変なところも、柔軟に移動することができます。

でも前に進む力は、すべて人間が地面を蹴る力。だから坂道なんかはとっても大変ですよね。そんな坂道も、グイグイ自力で登っていってしまうスケボーがありました。

30度の傾斜をスイーっと

そのスケボーがこの「BLINK」。一見ちょっとデザインがかっこいいかな?というくらいで、普通のスケボーに見えますよね。でも中身はすごいテクノロジーがたくさん詰め込まれた、最新型の電動スケボーです。

すべてのタイヤに
モーターを内蔵

人を乗せた状態で坂道を登れるパワーの源は、高性能なモーター。フラッグシップモデルの「QU4TRO」では、4つのタイヤすべてにモーターが仕込まれています。タイヤのなかに完全に入ってしまうハブモーター形式を採用しているので、外見からは動力が入っているなんてわからない見た目。さらに回生ブレーキを採用しているので、止まる力をつかって充電もできちゃいます。

最高速度はなんと時速37km!街中なら自動車と並走できるほどのスピードですね。もちろん、転んだらタダでは済まないので、しっかりとプロテクターをつけて乗りたいところです。

3時間の充電で
35km走行可能

電動ならバッテリーも必要だよね、どこにあるの?というのも、もっともな疑問。ボードの裏側に薄いリチウムイオンバッテリーを配置することで、重心の偏りを防ぎつつ大容量を実現しているんです。

バッテリー容量は、3時間の充電で35kmまで走行できるとか。これは片道なら東京から横浜まで行けちゃう距離。もはやスケボーの域を超えています。

手持ちのリモコンで自由自在
アプリとの連携も

コントロールは手に持つリモコン。レバーひとつのカンタン操作で、アクセル・ブレーキが自由自在。さらに専用のアプリと連携して、充電の状態や走行距離なども管理できます。

重量はスケボー全体でおよそ8kgと、持ち運ぶにはやや大変かなといったところですが、トリックをするわけではないと考えれば、ある程度重さがあったほうが走りが安定する、という考え方もありますね。

価格はモーターを4つ搭載した「QU4TRO」が1,099ドル(約11万円)、2つ搭載した「S2」が549ドル(約5万5,000円)、1つのみ搭載の「S」が349ドル(約3万5,000円)。INDIEGOGOでクラウドファンディング中で、達成率は850%を超えるほど。日本にも発送可能とのこと。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。