日本のアノ麺で再現する、台湾の「番茄牛肉麺」
台湾の牛肉麺を知っている人でも、「番茄」入りはあまり目にしたことがないかもしれません。番茄とは、トマトのこと。「なーんだ、それなら」という人も、実際に現地で味わってこそ“台湾ツウ”。
ですが…、今回はそれを日本で再現してみよう!という提案です。
牛肉のダシとトマトの酸味が身上の「番茄牛肉麺」は、そもそも私たちの知るラーメンとは麺に大きな違いがあります。それはかん水が使われていないこと。色も白く、比較的やわらかい食感で、これは…そう、言うなれば稲庭うどん。ということで、ここでは稲庭うどんで代用していきます。
〈材料〉
・稲庭うどん(茹で):1玉
・長ねぎ:1本
・牛こま切れ肉:100g・A 水:400ml
・A トマト水煮缶(ダイスカット):100g
・A 酒:大さじ2
・A しょう油:大さじ2
・A 五香粉:小さじ1/2
〈つくり方〉
長ねぎの青い部分は小口切りに、白い部分は2センチ幅にカットします。鍋にAを入れて強火で熱し、沸騰したら牛こま切れ肉、白いねぎを加えて、ふつふつするくらいの火加減でアクを取りながら3分煮ていきます。そこに稲庭うどんを加えて5分。器に盛って青いねぎを散らせば完成。
より本場の味に近づけるためのポイントをひとつ。うどんの茹で時間をちょっと長めにして、やわらかく仕上げること。 台湾では牛かたまり肉を使うことが多いですが、煮込み時間がかかるため今回は牛こま切れ肉を使用して手軽にしてみました。