「牛肉と豚肉」を同時に使う料理は、ハンバーグだけではない

牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉…お肉料理は数あれど、複数のお肉を使ったメニューは、意外と少ないものです。まあ合挽き肉でつくるものは別として。でも、このシチューは牛と豚、両方が主役です。

フィンランド東部カレリア地方は、フィンランド人にとって“精神性のふるさと”と呼ばれる土地。この国の一大叙情詩『カレワラ』が生まれたのもこのエリア。シチューの名前もこの地名を配した「カレリアンシチュー」と呼ばれています。

世界でもあまり見かけない牛と豚を混ぜて煮込んでいくシチューですが、高級料理にカテゴライズされるものではなく、生活のなかで自然と生み出された、地方の郷土料理といった印象。

牛肉独特の香りと、豚肉の脂の甘みが相まったスープを味わってください。素朴で飾り気のない味わいは、まさにフィンランド人の気質そのもの。

つくり方はオーブンで焼くだけ

つくり方はとってもカンタン、耐熱容器をオーブンに入れるだけ。

玉ねぎ(1個)をくし切り、にんじん(1本)は乱切りに。牛かたまり肉(100g)と豚かたまり肉(200g)はひと口サイズに切って、フライパンにバターをおとし、中火で熱して表面を焼いていきます。

耐熱容器に玉ねぎとにんじん、お肉、ローリエを入れ、オールスパイス、水、塩を混ぜて加え、170℃に予熱したオーブンで1時間加熱します。最後に塩こしょうで味を調えてできあがり。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。