ママ不在のピンチにつくった「子どものためのシチュー」、その材料があまりにも衝撃的
スウェーデン料理のなかに「空飛ぶヤコブさん」というメニューがあります。このネーミング自体かなり飛ばしているように思えてなりませんが、使われている材料がまたビックリ !
その組み合わせ、まさにカオス
チキンとベーコン、バナナ、ピーナッツ、それを生クリームとチリソースで煮る。なんともカオスなこの料理。ところがこれが不思議なもので、チリソースによってバナナの果実っぽさは抑えられ、ピーナッツもカリカリ食感がアクセントになり、エキゾチックな融合が生まれるんですから。
<材料:2人分>
鶏もも肉:300g
バナナ:1本
ベーコン:4枚
ピーナッツ:40g
塩こしょう:適量A 生クリーム:100ml
A 牛乳:100ml
A チリソース:大さじ2
<つくり方>
鶏もも肉に塩こしょうをふり下味をつけておきます。バナナ、ベーコンは1センチ幅にカット。オリーブオイルをひいたフライパンで、鶏もも肉を中火で焼いていき、粗熱がとれたら細かくほぐしましょう。
フライパンにベーコンを入れて中火で熱し、脂が出てきたらピーナッツを加え、カリカリになるまで炒めます。耐熱皿に鶏もも肉、バナナを盛ってAを混ぜかけ、230℃のオーブンで15分。それを混ぜ合わせて、塩こしょうで味をととのえたら器に盛ってできあがり。
ベーコンの塩味が利いたクリーミーなソースが鶏肉に絡んで、ごはんが進む一品です。
「ヤコブさん」は、
実在するパパだった
じつはこの料理、1970年ごろにオーベ・ヤコブというスウェーデン人の男性が、妻が外出しているときに子どものために作った料理が起源とされています。きっと、普段あまりキッチンに立つことのないパパだったんでしょう。だけど、まさかの組み合わせが、意外においしくなっちゃう。これが料理の醍醐味ですから。